一年くらい前にふと思いついた「漠然と貯金しておくよりも、目の前のことにオールインして行った方が人生楽しくなりそう」「目の前の人生楽しんでいる方がトータルで将来のリターンも大きそう」というお金の使い方。
1年間実践してみたので、感じたことや個人的に思う「このお金の使い方は正解だった」をまとめておきます。今後の出費の参考にしてみてください。
稼いだお金を全部使おうと思った経緯
関連記事:2年ぶりの一時帰国の気づき
上記の記事を書いた頃はまだ、目に見えない菌に翻弄されている人たちの考えた謎ルールで支配されていた世の中。当時暮らしていたカンボジアから日本へ一時帰国するだけで一人40万円くらいかかりました。ふざけてる。
お金はかかったけど、マジで帰ってきてよかったわ!!!と思えた経験から「ちょっと試しに稼いだお金全部使ってみようか」と思った次第です。
口座からお金がなくなるのは不安がないわけではない。だけど、自分が思ったことに正直に使ってみると、お金は減ったとしても多分それは一時的なもので、それ以上に残るものがある気がしたからです。
稼いだお金を全部使ってみた感想
そんな生活を1年ほど続けてみた感想としては
- 楽しい
- ストレスがなくなる
- 日常が加速する
- 収入が上がる
- 人生が好転する
です。
この1年間では、お金全部使ってみていい影響ばかり。
やってみたいな、食べたいな、行きたいな、こうだったらいいのになと思ったことをやらずに放置して、ずっと頭の片隅にあるよりも、できることからやっていった方が豊かな人生になる気がします。
中には「あ、ミスったな」とか「もったいなかったかも」と思うこともありましたが、それもまた次にお金を使う時の学びになります。使わなきゃお金は貯まるかもしれないけど、経験値はたまらない。今後もお金を使って叶えられることは積極的にやっていきたいと思います。
よかったお金の使い道6選
実際にお金を投下しまくってよかったなって思えるのは以下の5ジャンル。
- 道具
- 自分がやらなくてもいいこと
- おいしい食べ物
- 経験値やスキルアップ
- プレゼント
(2023年8月追記)よかったお金の使い道6個目に「つもり投資」を追加します。
1.道具
自分が日頃からよく使うものへは惜しまずお金を使った方がいい。これは何度も書いてきたことですが「あの道具があれば俺はもっとやれるのに」という言い訳を消せるからです。そう思うなら、フルローン組んででもその道具を買ってさっさともっとやるべき。
道具にお金かけてよかったなって思える例
- メモリの大きなパソコン:処理能力が爆速なので同じ時間でできる仕事量が増えた
- クラウドストレージ:外付けのポータブルHDDを持ち歩かなくなって仕事のストレスが減った
- ヘッドホン:イヤホンだと長時間耳につけていると耳の内側が痛いけどそれがなくなったし、ノイズキャンセリング機能のおかげで集中力爆上がり
- カメラ:そこそこいい写真が撮れるコンパクトデジカメに変えてシャッター切る回数が倍になった
- 着心地のいい服3セット:毎日服選ばなくてよくて毎日お気に入りを着れて気分がいい
- 洗濯乾燥機:雨の日でも洗濯物の乾き具合や匂いを気にしなくていい
- 軽いコードレス掃除機:使うのが嫌にならないので毎日家がキレイ
- いいマットレス:毎日よく寝れる
- 車:移動のストレスがなくなる
- 直せば使えるもの:手放したらもう2度と手に入らない大切なものが使える。どんな高級素材も使い込んだ経年変化には勝てないので一生物を増やしたい。
といった感じで、好きな物にお金を使うと、その物をさらに大事にできて、好きな物を大事にしていると余計な物を買わなくてよくなるのでとてもいい循環。
2.自分がやらなくていいこと
自分がやらなくていいことにお金を使うのマジ最強で、
- 自分ができないことをできる人がやってくれるので質が高い
- その質の高いものを生かしてさらに稼げる
- 自分がやらなくていい時間で別のことができる
というメリットが受けられます。
ちょうど1年くらい前から外注することを覚えて、自分よりもデキる人にお願いしちゃえば効率めっちゃ上がるし、お願いした人には仕事もお金も入るしWin-Winだわと思っています。
あと、クラウドソーシングで稼いでいる人の多くは、受注する側ではなく発注する側で間違いない気がします。
3.おいしい食べ物
おいしいはマジで正義だし、幸福への近道。おいしいものを食べましょう。
おいしい食べ物を食べようと思った結果、よくわからんお店に行ったり、なんとなく外食をしようとする気持ちがなくなりました。
それよりもコンセプトがしっかりあって、手間暇かけている心のこもった料理をいただきたい。素敵なお店を見つけた時は、あまり値段を気にせず食べたい物を食べる。そうするとマジで満たされます。
その代わり、安さや手軽さに釣られてその辺でテキトーに済ませたり、買い食いをしたりはしません。何が使われているかわからんものなどに使うお金は我が家にはない。
あと、近隣で採れた旬な食材を買って、自宅で好きに調理して味わうのもいいものです。
我が家で食べているものは奥さんがレシピにまとめてくれていますので、今夜何作ろう…って時は参考にしてみてください。
4.経験値やスキルアップ
在りたい自分と現状の自分を見比べて、どうやったらより在りたい自分に近づけるかを考えて、そのギャップを埋めるために必要な勉強をしたり、スキルを高めることへのお金も積極的に使った方が良さそう。
無闇に数多くの資格を持てばいいと言うより、自分の理想の未来を自力で切り拓くにはどんな力が必要かで考えてやってみるといい時間を過ごせます。
やりたいことが見つからないと言う場合には、手当たり次第にやっていけば自分が夢中になれるものや興味のないことがハッキリわかってくると思います。やってどうなるか、やって意味があるのか考えていても何も始まらない。やらなきゃ始まらない。やったことないことに毎月挑戦するのものおすすめ。
5.プレゼント
人のために使うお金もなかなか幸福度を高めてくれます。
出かけた先で見つけたイケてるお土産を友達や両親に買って帰ったり送ったり。人の家で遊ぶ時に持っていくお土産をこだわったり。結婚や出産、就職した人にお祝いを送ったり。何の前触れもなく「あ、ここは俺が出すわ」って奢ってみたり。そうやって人のために使ったお金は「無駄だった…」と感じることはほとんどないです。
あるとしたら
- いつも財布を出さず奢られ待ちの人
- 集団で遊んで会計を誤魔化す人
とかと遊んでしまった時です。もう2度と遊ぶことはないので、学びに変えたらいいですが、誰彼かまわず奢ったりできるほどの余裕は我が家にはない。
6.つもり投資
買いたいなと思ったけど、やっぱいらんなって思ったものを、買ったつもりで同じ金額を投資信託に回すことにしました。
物は増えないけど、長期的にお金が増えていくのでおすすめ。
お金を使う時の判断基準
「稼いだお金を全部使うぞ」と思っていても、すぐに判断できずにウダウダ迷うこともあります。そういう時の判断基準とは「need」と「want」を考えるようにしています。
needなら買い
「ほしいなあ」って思う物をひたすら買っていたら、いくらあっても足りません。そして、本当に必要な物事に使いたい時に、お金が足りなくなってしまっては元も子もない。
なので
- これがないと死ぬと思うもの
- これがあることでどう生活がかあるのか説明できるもの
- これじゃないとダメと言い切れる物
を買うようにしています。
wantの場合は少し考える
買うことでは特に何も得られないもの、これじゃなくても良さそうなものの場合は少し考えた方がいいです。そうやって考えていると、大体のものは数日後には「ほしい」ではなく「ほしいと思っていたもの」に変わるからです。つまりは不要。
それでも頭に残るやつは、使い道とか機能性とかリセールバリューとかを再考して、買ってもいいかもしれない。
何のため、誰のためにお金を使うのかを考えればわかりやすい。持っていても仕方がないものや、使い道がわからないもののために使うお金は我が家にはない。
その他に感じたお金に関すること
- お金は全てじゃないけど、ほぼ全てに影響する
- ある程度の幸せはお金で買える
- めんどくさいことの大半はお金で解決できる
- 挑戦の幅が広がる
- お金があれば自由になれる
- お金がないのは学んでこなかったから
- 自由は自分で勝ち取るしかない
- 正しい知識と考え方を身につけて正しい努力をする
- 我慢は心身によくない
- 身の丈に合わない支出が一番のストレス
- お金がなくなることより無駄遣いした事実と実感が怖い
- 豪遊すれば幸せになれるわけではない
- 使えるお金が多いことに越したことはないけど、ただお金を使うだけでは幸せになれない
- 自分の心が落ち着く暮らしを作っていきたい
- 必要な物をしっかり見極める
- 本当に必要な物や学びへの支出はケチっちゃダメ
- あっちにしておけばよかったという気持ちが消えない
- 自分の軸となる物事にはもっとお金を使ってもいい
- 月払いより年払い、年払いより複数年払い
- 保険
- 年金
- サブスクなど
今後のお金の使い方について
今のところは、目的もなくとっておくよりも最低限度の生活費だけは確保しつつ、全部使った方が豊かになれそうな気がするので、引き続き稼いだお金は全部使うスタイルで生きていこうと思います。
それからカンボジアから本帰国をして日本で暮らし始めておよそ半年。生活に必要なものは一通り揃ったし、今後の暮らしはまた変化するかもしれないので、今後は体験とかにお金や時間を使っていきたいと思います。
自分の好きなひと・こと・もの・ばしょを大切に、楽しいことで人生を溢れさせていくぞ。
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