日本でよく聞かれるのが「カンボジアでどんな家に住んでいますか?」「月いくらくらいあれば暮らせるのか?」ということ。
今回はシェムリアップの新築ワンルームの家に住んで住んでいるぼくの家の家賃、光熱費、通信費を紹介します。
カンボジアでの生活費は月1万5千円くらい

ぼくの毎月の生活費の内訳はこんな感じです。
- 家賃$100
- 共益費約$2
- 光熱費約$8
- スマホ代$8
$1=120円だとしたら14,160円です。
光熱費はもちろん月によって変動がありますが、朝家を出て夜帰ってくる生活で大体月$8前後。
バスタブはないし自炊もしないので、ホットシャワーと洗顔とトイレくらい。
家は新築で間取りは1K。
広さはあくまで主観たっぷりの肌感覚ですが、日本風に言うと12畳くらい。
大学生の頃6畳一間の1Kに4年間暮らしていたので、あの頃の倍の広さはあるなという感じです。
備え付けはキングサイズのベッドと棚が一つ、それから壁に埋め込まれたクローゼットと扇風機が1台。
ホットシャワーは必須だったので、入居してすぐ取り付けました。
生活費を下げるメリット

ぼくは収入を上げることと同じくらい、固定費の無駄を省くことを考えています。
単純に収入を上げるだけよりも、収入を上げながら下げられる固定費を下げた方が、やりたいことやれる幅が広がるからです。
どれだけ売上が上がっても、払うものまで増えればいつまで経っても自由にはなれないから辛い。
固定費を下げると
- 稼がないと死ぬプレッシャーからの解放されて
- 無駄を省いた分は稼いだと同じ成果が得られて
- 浮いたお金で違うお金の使い方
ができます。
稼がないと死ぬプレッシャーからの解放
10万円の家賃で暮らすのと、5万円の家賃で暮らすのでは経済的負担が半分です。
急に稼ぎが減ってしまっても「来月の家賃どうしよう…死ぬ」っていうプレッシャーが減ります。
詳しくは後述しますが別にケチケチしろとか、見た目の値段で安井場所選べってことではないです。
無駄を省いた分は稼いだと同じ成果
今かかっている月の固定費を見直して2万円の無駄が省けたとしたら、月収が2万円上がったのと同じ効果です。
月収2万円アップが難しい人でも、無駄を2万円省くことは簡単にできますよ。
浮いたお金は違う使い方ができる
仮に月の収入が30万円、支出が15万円という人がいたとしたら支出を14万円に抑えるだけで1万円は自分が好きな使い方ができます。
それは人によってファッションかもしれないし、嗜好品かもしれないし、趣味かもしれません。
でも無駄を省けば、これまでできなかったことができます。
今と同じお金の使い道では、今の延長線の未来しかやって来ない。
カンボジアは「月3万あれば生活できる」は錯覚

東南アジアでコスパよく生きることに注目が集まっている昨今。
たまに見かけるのが「バンコクで月5万で暮らす」とか「カンボジアなら3万でいける」みたいな情報。
ここまで読めばわかるように、カンボジアで月3万円生活は錯覚です。
$100の家に住んでいるぼくですら、家賃・光熱費・通信費ですでに1万5千円。
加えて食費がかかってくるので、もし3万円生活をするなら残りの予算は1万5千円。
1日に使えるお金は500円です。何食ってんの?
それから先ほどちょろっと触れましたが、固定費を抑えるってのは別にケチるって意味ではなくて、無駄を省くだけです。
仮に月3万円でも暮らせるとしても
- 月3万円しか使わないのか
- 月3万円しか使えないのか
では幸福度が全然違いますよね。
コスパを求める生き方が目立ちますが、お金がない人にも優しい街ってことではないです。
人一人生きていくには、やっぱりそれなりにお金は必要です。
我慢してまで生活しても幸福度は高くないと思いますよ。
「お金はそんなに稼がなくていい」「別にそんなにお金かけなくても楽しい」というセリフは、本当に稼ぐことができる人が言うセリフであって、ぼくはまだそこまで至っていません。
やりたいことをやるためにまだまだ収入は増やしたいし、固定費は下げられるだけ下げたいです。
だから生活の無駄は省きたいけど、切り詰めてケチケチ暮らしたいとは思いません。
食べたいものを食べたいし、生活はできるだけ快適な方がいいから。
屋台のご飯は安くて美味しいけど、それしか食べられない経済力は嫌です。
カンボジアでの生活まとめ
実際のカンボジアでの生活を例に出しながら、生活費を赤裸々公開しました。
「カンボジアで生活するならいくら必要ですか?」
という質問はよくもらいますが、人それぞれとしか答えようがないのが現状です。
ぼくは1Kの家に暮らしているけど、それでは狭いという人もいる。
日本より安く済む部分もあるし、同じくらい、もしくは高いものもある。
カンボジアだから月いくらって言うよりも、どこで暮らすとしても最低限度の幸福を考えることが大事。
自分に必要なものと不要なものを我慢することなく、無理することなく自分で選べることが、豊かに暮らす秘訣であって、それはどんな暮らしで、それをカンボジアでしようと思ったら月にいくらかかるのか?ということ。
だから使えるお金はやっぱりあればあっただけいいし、自分がしたい暮らしがわかっていないと生活費だけ下げても病みます。
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