2017年に個人事業主になりました。
個人事業主の8割は5年で廃業すると言われています。
これはアメリカのデータですが、ぼくの収入源はGoogleやAmazonからなので全く無関係でもない気がします。
日本の中小企業白書でも2年で約50%、5年で約74%の個人事業主が廃業しているので、自分で言うのもアレですが頑張っている方だと思う。
ひとまず5年頑張ったら「5年頑張ったぞ」って記事を書くつもりが、気付けば6年目も半分近く過ぎていました。
5年経っても「何しているかわからない」と言われるぼくの仕事。
振り返りを交えながら紹介しつつ、気付いた弱点とこれからのビジョンをまとめました。
何しているのかわからないと言われる仕事

振り返る前によく言われる「何しているのかわからない」について答えます。
どうやって生計を立てているのか?
メインの収入源は広告収入です。
広告収入を得るためにブログを書いたり動画を作っています。
広告収入なので「動画一本いくら」「一記事書いていくら」という話ではありません。
自分が作った動画が再生されただけ、自分の書いたブログから物が売れただけ収入になります。
動画やブログの更新をやめても、過去に公開されたものが再生されたり売れたりすれば、来月もお金が入ってくる仕組みです。
これだけ話すと「楽そう」と思われるかもしれません。
自分が休んでいる間もお金を生んでくれる可能性を考えれば確かに楽そうですが、世の中そんなに甘くはありません。
お金が入ってくる状態になるまで無収入の時期もありましたし、サイトはメンテナンスしないと読まれなくなるからです。
そのため毎日パソコンに触れて、なんらか作業をしています。
1日の過ごし方
「どんな生活をしているのかわからない」とも言われるので、1日の過ごし方をまとめました。
時間 | 行動内容 | 解説 |
---|---|---|
6:30-7:00 | 起床 | 起きたら体重測定 |
7:00-9:00 | 朝食・家事 | ご飯作って食べて洗濯掃除など |
9:00-11:30 | 仕事 | 動画関連 |
11:30-12:30 | 昼食 | ご飯作って食べてコーヒー |
12:30-14:00 | 昼休み | 皿洗ったりのんびりしたり昼寝したり |
14:00-17:00 | 仕事 | ブログ関連 |
17:00-19:00 | 夕食 | ご飯作って食べてのんびり |
19:00-21:00 | のんびり | 本読んだり勉強したり |
21:00-22:30 | シャワー | シャワー浴びてストレッチ |
23:00- | 就寝 | おやすみ |
毎日この通りではないですが、こんな感じで生きています。
5年経って思う独立してよかったこと

ぼくの仕事や生活が少しわかってもらえたところで、ようやくこの5年間の振り返りをしていきます。
まずは独立してよかったと思う部分。
収入が増えた
いつと比べて?という話ですが、基本的には年々増えています。
さらにぼくは前職が教員だったので、もし今も教員を続けていたと仮定してもそれ以上に稼げています。
お金があるとできることが増えます。
もっと稼ぎたい。
やりたくないことから距離を取れる
もっと稼ぐためには働き方も大事。
ぼくは前から「特定の場所で自分が頑張らないと一円にもならない仕組みの中では働きたくない」と思っています。
そう言いながら自分が望まない働き方をしていた時期もありますが、それはそうしないと食えなかったから。
最近は場所や時間に縛られずに働けるので、やりたくないことから距離をとれます。
独立前から追い求めた働き方が実現できて、その実感がまたモチベーションになっていい状態。
自分の人生の行き先を自分で決められる
以前、先輩と飲んだ席で言われた「お前はすごいな、自分の人生の行き先を自分で決めていて」という言葉。
何も個人事業主に限った話ではなく、その人次第では?と思いましたが、望まない転勤やいつまでも叶わない部署異動や配置転換など組織にはいろいろあるらしい。
それを聞いてから「俺はすごいのか」とは思いませんが、自分がどこへ向かうのかを他人に決められないこの生活は確かにいいものだと思うようになりました。
カンボジアにも自分が住みたくて住み始めたし、住み続けたいからまだいる。
どこかへ行きたくなれば自分次第でいつでも行ける。
贅沢な人生だ。
5年やってみて気付いたこと

感じたことや気づいたことです。
自分を高めることをやめてはいけない
1人で働いていると、誰の目も気にしなくていいので楽です。
その楽さ故に自分を客観視できないと、どんどん堕ちていく。
- 自分が作っているものは本当にいいものか?
- 相手(買う人)のことを考えず自分が作りたいものを作っていないか?
- よりいいものを作る努力をしているか?
などは常に考えていないと、自分では手を抜いているつもりはなくてもパフォーマンスは落ちていく。
知らず知らずのうちに「これでいいや」になってしまっていることに気づかないと未来の自分を苦しめるので、自分を客観視して自分を高める努力は忘れてはいけない。
1人でやれることの限界がある
自分をどれだけ高めても、1人でやれる限界があります。
仕事が回り出すほど、規模が大きくなるほど、抱える物が増えるほど1人では無理になる。
そうなる前に誰かと組もう。
人と組むと1人ではできなかったことができ、見えなかった物が見えてきます。
気を付けたいのは相手の力量。
自分と相手の力量が合っていないと、片方が足を引っ張ってうまくいきません。
誰かと手を組むためには、自分1人でやっていける力が必要です。
1人でやっていけないのに、誰かと手を組んでも共倒れするだけ。
お金がないのは本当辛い
5年間で貧乏も経験しました。
お金なかった時代はただ生きているだけで毎日がしんどくて、他人が羨ましく思えて、キラキラして見える人に釣り合うように背伸びしたり見栄を張ったりしていました。
そういう生活は満たされないし疲れます。
お金がないと心が尖っていく気がしました。
お金が幸せの全てじゃないけど、幸せの多くはお金で買える。
本当辛かったので、あの頃には戻りたくない。
5年経って変わったことや考え方
独立してすぐの頃と最近で生じた変化などをまとめておきます。
頑張るなんて当たり前だけど、頑張り方を間違えてはいけない
望む成果のためには、まずは量やるしかない。
初心者が量やらずに短期間で最短で何か大きな成果を得ることはない。
得たとしてもそれは実力ではないので再現性はない。
という考え方なので、独立してすぐの頃は寝食も忘れて当たり前に夜遅くまで働いていましたが、そんなのは頑張っていません。
もしそれが頑張るだとしたら、頑張れなくなる時が必ず来るからです。
当時は幸い体も耐えてくれましたが、そんな働き方はこの先ずっとはできません。
できなくなったら頑張っていないことになります。
努力は大事ですが、努力の仕方を間違えるといつまで経っても望んだ成果には繋がらないし、成果が出る前に心や体が壊れます。
自分じゃなきゃいけないことはあんまりない
独立してすぐの頃は俺がやらねば誰がやる?状態でした。
自分なりの社会的責任とか生きがいとか使命感がほしかったんだと思います。
あと人から頼られている状態も気持ちよかった。
だから「俺がいなくなったらみんなが困る…」って思っていたけど、そんなことはありません。
寂しい言い方だけど、自分がいなくても世界は回る。
だったらぼくがやらなくてもいいことは他の人に任せて、本当に自分じゃなきゃいけないわずかなことに全力を注ぎたい。
自分じゃなきゃいけないこととは、家族とか恋人とか心友との時間です。
それ以外のことは、ぼく以外がやったっていいわけなので、自分じゃなきゃいけないなんてエゴは捨てた方がいい。
お酒は多分合っていない
お酒が好きでよく気絶するまで飲んでいましたが、ある時を境にやめました。
しばらくノンアル生活でしたが、久しぶりに仲のいい友達に会ったり、祝いの席ではやっぱり飲みたくなってもう一回飲みました。
やっぱりお酒の席は楽しいけど、最近はどれだけ抑えて飲んでも、翌日は頭がボーッとしていて働かない。
弱くなったというより、アルコールが体質的に合っていないのかもしれない。
最近はよっぽどハレの日じゃないと飲みません。
ソーダと再び仲良し。
(追記)2023年5月1日から完全に飲まなくなりました。
これからのこと
最後にこの働き方の弱点とこれからのことについて書きます。
作業の外注化
先ほど触れた「自分じゃなくてもいいこと」は今後外注化して、自分でやらない状態を増やしていきます。
自分が働けなくなっても困らない状況を目指す。
外注したら出費が増えるから自分でやった方がいいと思う人は自分でやればいい。
出費が増えてもリターンも増えると思っているので、自分のやることを減らして得られるものを増やしていく。
電波に縛られない働き方
最初の方で触れた「時間や場所に縛られない働き方」が実現できたのは、電源や電波があったからです。
行った場所に電源や電波がなければ、ぼくの仕事は成り立たない。
前回の島旅で、今の働き方の弱点だと痛感しました。
電波頼みのお金の稼ぎ方なので、今のやり方では経済的自由はまだ遠い。
今後は電波にも縛られない働き方へシフト。
どうしたらいいのかまだわかりませんが、常に考えていればなんらか答えは出るはず。
パソコン一台あれば働けると言ってきたぼくがパソコンを置いたらステージクリア。
これからもよろしくお願いします
5年間やってこれたのは自分が頑張ってきたからですが、自分が頑張れたのはブログを読んでくれた皆様や、家族、恋人、友人など人の支えがあったからです。
本当にありがとうございます。
「これからも自分らしく」なんて何も言っていないようなことは言いません。
自分が望む結果が出た時こそ周囲への感謝を忘れず、これからも誰にでもできる当たり前のことを誰にもできないくらいやっていきます。
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