自分で車検を通すユーザー車検のやり方【簡単/安い/早い】

ハイエースの車検を通してきました。車検は車屋さんなどに1日車を預けて10万超えの費用がかかるイメージですが、自分で通せば2時間と数万円で済みます。浮いたお金で寿司を食いに行きましょう。ええ寿司が食えるぞ。

難しい書類の記入も必要なく、車検証見ながら書けば誰でもできます。市役所で住民票移動できる人なら誰でもできるレベル。

ということで浮いたお金で寿司を食いたい人のために、手順をまとめておきます。今回はぼくが行った中部運輸局愛知支局での様子。

住んでいる地域や車検場によって多少の差はあると思いますが、わからないことは全部優しく教えてくれるので安心です。「わかんねえなら車屋に頼めや!このど素人が!!!」みたいな雰囲気もゼロです。親切丁寧。

1.ユーザー車検の予約

自分で車検を通すことをユーザー車検と言います。ユーザー車検を受けるためには事前予約が必要です。初めて自分で受ける人は以下のリンクからアカウントの作成をして、車検日を決定させましょう。

自動車検査インターネット予約

1-1.アカウント登録方法

初めての人は「アカウント登録」を押してIDを取得します。

個人情報を入力したら、利用規約を読んでチェックを入れ「同意する」をクリックします。

メールアドレスがアカウントIDになります。問題なければ「送信」をクリック。

仮登録が完了しました。入力したメールアドレスに本登録用のリンクが送られます。

送られてきました。リンクを1時間以内にクリックします。

無事にアカウントの開設ができました。これであなたもユーザー車検ができます。

1-2.ログイン&車検日予約方法

登録したメールアドレスとパスワードを使ってログインします。2回目以降の人もここからスタート。

「予約」をクリックします。

今乗っている車の車検を通したいので「継続検査」を選びます。

検査車種を選択します。乗っている車の三桁の分類番号によって異なります。

検査車種を選択したら「次へ」をクリック。軽自動車の場合は別リンクからの手続きになります。

検査場を選択します。自分の住んでいるところから最寄りのところ。

ぼくは「愛知」を選択。国道1号線と太平通がぶつかる「昭和橋通3」の交差点を北へ入ったところです。

予約の空き状況が表示されるので、都合のいい日と時間帯を選択します。車検は満了日の1ヶ月前以降に受けると、有効期限が前倒しになることなく継続可能。

ぼくの場合は満了日が5月17日なので、4月17日以降の検査なら次回の満了日も5月17日です。

ラウンドは午前・午後2回ずつあって、何か車に問題があって車検に通らなくても修理屋さんで調整してもらって再検査ができます。

そんな人のために、検査場付近には「テスター屋」と呼ばれる車の修理系のお店が多いので安心。心配な人は早い時間の予約をしてくいいと思います。

予約日に問題がなければ、カメラを起動して車検証のQRコードの読み取りをします。

読み込まれた車体番号が車検証の数字と合っているかを確認し、問題がなければ遵守事項等を読んでチェックを入れ「確認」をクリックします。

再度内容を確認して、よろしければ「完了」をクリックします。

予約が完了しました。予約番号が書かれたメールが届くので、当日すぐ開けるようにしておきましょう。

2.ユーザー車検当日の準備、書類作成、手順など

予約をしたっきり、特に何の準備もなく当日を迎えました。体調はバッチリです。

2-1.準備する物

当日必要な持ち物は以下の通り。

  1. 自動車検査表(現地でもらえる/ネットで事前作成も可能)
  2. 継続検査申請書(現地でもらえる)
  3. 自動車重量税納付書(現地でもらえる)
  4. 自動車検査証(いわゆる車検証、ダッシュボードに入ってる)
  5. 自動車損害賠償責任保険証明書(いわゆる自賠責、車検証と一緒に入ってる)
  6. 自動車税納税証明書(持ってなかったけどいけたけどあるなら持って行ったほうがいいかもしれない)
  7. 点検整備記録簿(12ヶ月/24ヶ月点検を受けた時にもらう用紙)(なくても「前検査です」と言えば平気)
  8. 走行距離がわかるメモ
  9. 印鑑(必要と聞いていたので持って行ったけど使わなかった)

自動車税納付書と印鑑はなくても平気でしたが、受ける場所によって微妙に異なるかもしれないので持って行った方が無難だと思います。

2-2.ユーザー車検当日の手続きと書類作成

まずは自賠責保険に加入して、重量税印紙や検査登録印紙などのお金を払います。場所によって払う場所の差異があると思いますが、愛知運輸支局の場合は11番窓口で自賠責、12番窓口で印紙の購入ができます。

重量税や検査登録費がよくわからない場合は車検証を見せると、受け付けのお姉さんが算出してくれます。

自賠責保険は古い証明書と車検証を見せると、契約更新をしてくれます。新しい証紙ができるまで5分程度待ちました。

印紙の取得と自賠責保険の加入が済んだら、ユーザ車検の受付窓口へ。愛知運輸支局の場合は10-2です。

この窓口の正面に

  • 自動車検査表(継続)
  • 継続検査申請書
  • 自動車重量税納付書

があり、記入するための台と見本も用意されています。

自動車検査表。

原動機型式、車体番号などは車検証見ればわかります。

継続検査申請書。

鉛筆で書く欄とボールペンで書く欄があったのでお間違えなく。

自動車重量税納付書。印紙を貼り付けます。

自動車検査証の有効期限を1年か2年で選択し、乗用車の場合は車両重量、貨物自動車の場合は車両総重量を記載します。こちらも車検証見ればわかります。

上記3枚と

  • 自動車検査表
  • 自賠責保険証明書(新旧)
  • 点検整備記録簿(あれば)

を一緒に窓口に出します。

点検整備記録簿がなくても車検は通せますが、車検後に点検を受ける義務があるので必ず実施しましょう。

「前検査(法定点検受けずに車検を通すこと)だと、その旨が車検証に乗るけどいいの?」と聞かれて「なんかマズいのかな?」と思ったのですが、まあ大丈夫っしょってことで「はい!」って元気よく答えました。

車検後、帰り道にあったオートバックスで法定点検の予約をして帰りました。点検費用は11,000円。次回は事前に法定点検を受けてから車検を受けようと思います。

2-3.検査レーン

書類に不備がなければ返されて「じゃ検査レーン並んで検査受けて」と言われます。

車の大きさによって使用するレーンが異なります。乗用車なら誰かについて行けばよさそう。

検査レーンの入り口。この中で順番に車の検査をしていきます。

係の人に書類を一式渡して、指示された通りに各項目のチェックをします。

  • ボンネットを開けて車体番号の確認
  • エンジン周りのチェック
  • ウインカー左右前後
  • ロービーム、ハイビーム、フォグランプの点灯
  • ブレーキランプ
  • ハザードランプ
  • バックランプ
  • クラクションが鳴るか

純正ホイールなどを履いている人は、ホイールキャップを外しておくといいそうです。

ボンネットは自分で開けなくては行けないので、開け方知らない人は事前学習しておくとよさそう。

その後、検査レーンを進みながら

  • サイドスリップ検査:車揺らされる
  • 光軸検査:ヘッドライトの光量や向きなど
  • スピードメーター、フットブレーキ、サイドブレーキのチェック:指示された速度までアクセル踏んだり、ブレーキかけたり
  • 排気ガス検査:車から降りて測定器をマフラーに差し込む
  • 足回り検査:係の人が車の下を覗き込んでチェック

わからない場合は最初に伝えておくと係の人が優しく誘導してくれるので安心。

問題なければ、この後新しい有効期限の書かれたステッカーをもらって終了になります。

が、ぼくは落ちました。

今回はヘッドライトの光量が低いとのこと。検査中に「右…………×」「左…………×」みたいな表示が電光掲示板に出て「これは…」と思っていたことが現実化。

誘導してくれた係の人も「もう一回検査しますねー」と2,3回繰り返して何とかしてくれようとするのですが、ダメなものはダメだったらしい。

「近くのテスター屋で『ヘッドライトの光量が足りなかった』と伝えて調整してもらってきてください!本日は16時までやっていますので、再検査に来たら『ヘッドライト再検査』と伝えてください」とのこと。再検査は当日中2回まで無料。この時の時刻は15時28分。急ぎましょう。

2-4.テスター屋さん

車検場のすぐ隣にあったテスター屋さんへ直行。入ったら誘導されてピットイン。

「ヘッドライトですよねー!ボンネット開けてください」と言われたので「なるほど情報飛んでるのか」と思ったらそんなことはなくて、ヘッドライト点けっぱなしで走ってきたぼくの車を見てわかったそうです。プロすごい!

5分くらいで調整してもらって、料金は1,650円。てっきりヘッドライトを新しくするのかと思ったら調整で何とかなるもんなんですね。知らなかった。

2-5.再検査

再び車検場の検査レーンへ。話が通じやすいように、さっきと同じレーンに並んで係の人に「ヘッドライト直してきました」と伝えます。

再検査の場合は引っかかった項目だけやり直しですが、車体番号の確認だけは再度あるので、一度車から降りてボンネットを開けて一緒に確認。その後、該当の検査項目のみを再検査します。

左右ともすんなりと「○」が表示されておめでとうございます。

2-6.ステッカーの受け取り

検査通過後は、検査レーンから抜けた場所に車を停めて「総合ボックス」という小さな部屋に行って新しいステッカーをもらいます。

番号札を受け取って、書類一式とまとめて隣の箱へ。愛知運輸支局の場合は、番号札が2枚出てくるので1枚は自分の控えで持っておきます。

数分後、無事にステッカーと書類を返してもらって終了。ありがとうございました。

ユーザー車検のやり方と費用のまとめ

ということでユーザー車検が無事に終わりました。

かかった費用としては

  • 自動車重量税:17,100円
  • 検査登録印紙:500円
  • 審査証紙:1,700円
  • 自賠責保険(12ヶ月):12,850円

乗っている車で金額の違いはありますが、ハイエース・バンの車検にかかる費用は32,150円

加えて法定点検(12ヶ月点検)が11,000円(オートバックス価格)と、テスター屋で光量を調整してもらった費用1,650円もありますが、それでも合計44,800円。10万円は下らないと思っていた車検費用が半分以下でできました。

かかった時間ですが、14時15分からの4ラウンドで受付をして終わったのが16時前。書類作成から検査終了まで2時間見ておけば終わります。再検査がなければもっと早いです。

平日しかできない縛りもありますが、自分で車検通すの簡単だし一回覚えてしまえば定期的に使える知識です。何より自分の車への愛着も沸くので、もっと大事に乗りたくなります。

大きな節約にも繋がると思うので、興味ある人はやってみてください。

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