昨日合宿(ホームステイ)が終わったばかりだったんだけど、遙は今日から1人で村に泊まるらしい。
毎日のトゥクトゥクの交通費より、ホームステイの方がご飯が付いていて移動が少ないからトータル安いとのこと。気合い入りすぎ。さすがシアヌークビル行きのバスチケット破っただけのことはある。

ということで、明日日本へ帰るアキくんとやましょうは、遙と今朝お別れ。
ぼくはシェムリアップでやることがあるので、今回は一緒に村に泊まれず遙はひとりぼっちで村泊まりと見せかけて…

今日から遙の友達ユッカ from オランダが参戦。
遙のお友達は国境を越えすぎててよくわからん。1週間前に迎えに行った空港では、なんとかランド人連れて出てくるし。
我々と全く同じ生活していて、どうやったら新たに参加してくれるオランダ人と出会えるんですか?

ということで2人で仲良くトゥクトゥク乗って村へ。

ユッカはまだ19歳。これから大学へ進学するらしんだけど、その前に東南アジア一人旅なんだって。すげえ。ぼくが大学上がる時なんて、東京行くだけでビビってたのに。

昨日、通路にモルタル敷く時に破損したスロープと花壇の一部を補修。
今回の学校建設はBuild and break and build againって感じ。
作っては壊し、また作る。要領悪いな…なんて思いながらも、どうなっていくのかおもしろくて黙って見てる。

ホンさん不在の現場は、いつにも増してゆったりしてて。
昨日よりも作業するスペースが少ないくせに、通路を完成させるのにえらい時間がかかった。

早弁。プレア・ガーデンのみきが持たせてくれた三食弁当。毎日ください。

午後も相変わらずのんびりとした現場に女子軍団は少し飽きてて、遠近法撮影会を始めていた。
両手から木が生えてみたり。

小さな箱から出てきたり。

校舎を跳び箱にしてみたり。何かイラッとする表情に見えるのはぼくだけですか?
まぁ何にせよ自由に和気あいあいとしていて楽しい現場です。

で、「今日は早めに上がろうか」って時になって、カンボジア人軍団がスロープの仕上げをやり始めた。遅いよ。なんで今?

固すぎる土を掘り返して敷き詰めたところで日没を迎え、今日はタイムアップ。
カンボジア人達よ。動き出しをもっと早くすれば、もっと早く進むのでは?

そういえば最近は、村の青年テラーが再び現場で働いている。
何か作業は雑だし、フラフラしてるし、変なヤツでロムさんに怒られっぱなしなんだけど、ロムさんたちもなんだかんだ文句言いながらも仕事を与えるし、新しいことを教えるんだよね。
テラーは別にロムさんたちの同僚じゃないし、教えなくてもいいんだろうけど何か優しいよね、と思う。
カンボジア人はみんなクワの使い方上手だし、モルタル練るのも慣れてるし、何でも自分たちでできる人が多い。

ムンさんなんか、この間自分でバイクのタイヤ交換していたし。
そうやって持っている技術を、大人たちが若い世代に伝えているのかなあなんて考えていた。
ちゃんと聞いてないからわかんないけど。
テラーもイライラしながらも黙って作業するし、集団や組織に属さなくても共生するだけで自然と教育って行なわれているんだなって思ったら、何だか人と人の繋がりを感じた。やっぱりカンボジアって温かい場所。

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