昨日しゅういちとくるみが持ち出した思いつき企画。「学校に泊まろう!!」
結果から言うとめちゃくちゃ楽しかったんだけど、もちろんいろいろありました。
前日の様子の振り返り

建設作業の後そのまま学校に泊まろうって話になって、晩御飯はそこで火を起こしてBBQと鍋をしようってなった昨日。
事前に買い込んだ食材を切ったりして準備していると、帰らないぼくらを見て大工さん達もテンションが上がり始めました。
大工さん達は普段、建設地の脇にハンモックを張って泊まり込みです。
だから、ぼくらと一緒にご飯を食べられて嬉しい、と。それを聞いて、ぼくらも嬉しくなりました。
で、みんなテンション上がって、こういうことをしていました。

そしたらなぜか警察が来た。
カンボジアの事情としては、ホテルやゲストハウス以外に外国人が許可なく泊まることは禁止されています。
いつもホームステイしている時は宿泊許可を地区長さんからもらっていて平気なのに、何やらこの夜は一筋縄では行かなそう。
カンボジアの行政は本当に汚いやつがいて、こういう時に見逃す代わりに賄賂を請求されます。見逃すも何も許可とってやっているのに。
どこから通報が入って警察が来たのかは謎だけど、そこにいた村人たちは必死でぼくらをかばってくれました。
「彼らは小学校の建設を手伝っていてご飯を食べていただけなんだ」
「今夜はちゃんと家に帰る」
「許可も取っている」
って一生懸命警察と話をしてくれていた。
途中で何度も振り返りながら
「心配ないから」
「大丈夫だから」
ぼくらにそう言い聞かせながら、できるだけぼくらに害がないように働きかけをしてくれた。
本当にありがとう。
カンボジア人の多くは、何か困っているとすぐに手を差し伸べてくれる人が多い。
時にそれがいきすぎたお節介だったりするんだけど、それでも人の優しさを痛感させられる。
困っている人、大切に思っている人を大切にする力は本当に尊敬する。
ってことで一悶着あって結局学校には泊まれずいつも通り合宿先へ戻って寝たんだけど、大工さんや村人たちは「日本人を地区長の家まで送る」という名目で一緒に来てくれました。
で、警察が帰るのを見届けて、こうなりました。

ダンスのキレが良すぎてブレブレ。

大工さんや村人は帰らず近くの商店でビールを箱買い。ホームステイ先のママさんもお酒が好きなので、みんなで食べて飲んで踊って楽しい夜でした。
というのが昨日の出来事です。
ドラクエ風に言うと、ぼくはHPが残り1くらいしかなくて死んだように宿で眠りにつきました。
それなのに起きてもHPは1のままでした。呪われていたのかな?
なんとか起きて午前中の仕事へ向かい、今なお気持ち悪いままブログを書いています。
本日の建設現場

はるかちゃんが今日は2度目の登場。
シティゲストハウスから1人でトゥクトゥクに乗って来てくれたんだけど、ぼくらメンズは基本飲み過ぎのダメージでダラダラしてしまった。ごめんちゃい。

それでも地道にコツコツと。どんなこともやれば終わる。やらねば終わらない。やるかやらないかではなく、結局何事もやるしかない。

はるちゃん以外全員寝不足で、ほぼ全員気持ち悪いのですが、無言で頑張ります。大工さんもなんとか頑張ります。

昼寝をしたことで、酒の呪いにかかっていた人はほぼ全員復活しました。

この赤いシャツの人だけ半日ホームステイ先で寝ていたのは内緒。

くるみは途中から体をあまり使わない役割に走りましたが、子ども達はくるみと遊べて嬉しそうだったのでいいことにします。

今日で全教室の内面のモルタルが塗り終わった。
そしてモルタルは前面部にも始まり、作業が滞っていた一番西側の教室は昨日積み上げてくれたレンガの上に梁が通り始めた。

昨日の珍事で疲れていた人多数の中、みなさん本当にありがとうございました。

夕方になっても全く機能しなかったのはこの男だけです。ホームステイ先の庭がゲロまみれ。

子どもらはもちろんみんな元気です。二日酔いじゃない日に来てほしい。

みんなありがとう。

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