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父として迎えた初めての父の日

娘が生まれて初めての父の日でした。特にこれと言って変わらないいつも通りの最高の日常だったのですが、親になったことで改めて感じた「父の日」を言語化してみました。

子どもが自分を親にする

「子どもが生まれて何か変わりましたか?」と聞かれることが多いですが、一番感じるのは「子育ては想像の1億倍楽しいと感じたこと」です。

むしろ自由がなくなると思っていたので、これは想定外の心境の変化でした。

子どもがいるからこそ見える世界

で、なんでそう思えるのかを考えてみたら、子の存在が自分に新たな世界を見せてくれるからだと思います。

どういうことかと言うと「子がいなかったら気にならなかったことが気になる世界線」に行くので、それまでの自分にはなかった感性が生まれます。

その感性が育まれるまでは、本当子どもを育てるのは簡単なことではなくて、思い通りいかないことも多くて、マジでどうしたらいいん…?とか考えていたことが1ミリも進まん…みたいな瞬間が山盛りです。

その感性が育まれても子育てが大変であることに変わりはないのですが、その感性があれば新しい発見があります。

子育ては自由をもたらすきっかけ

「おい、さっきと言っていること違くないか?」と思われるかもしれませんが、だからこそ「今までとは同じ生き方をしていたら無理」と真剣に思い、創意工夫が生まれます。

これは子育て以外にも通じることで、今の自分の現状は今まで自分がやってきたことの結果です。なので現状の外側に行こうと思ったら、今までとは何かを変える必要があるのです。

子育ては、それを強制的に行わせてくれます。だからこそ自分次第で、今までと異なるやり方で、今までだったらできなかった自由をもたらしてくれるのです。

子育ての先にある自由

子がいなかったら気にならないことが気になる世界線とは、「子どもがいたら無理」「子育てしながらはできない」「子どもがいなかったら…」と考えることではなく、子がいるからこそ育まれる親の想像力に満ちた世界です。

子育てをする→親の想像力が磨かれる→楽しいことが増える→楽しそうな親を見て子が育つ→その子がまた次の子を育てるといういいループができると思う。

子がいない家庭を否定するものではない

こんなご時世なので念のために書いておくと、子どもがいない家庭を否定する話ではありません。

自分が親になったからと言って「子育て最高」「子どもがいないとかありえない」「子育てしていない奴はわかっていない」と言いたいわけではないです。

願っても授かれるものでもないし、事情は人それぞれ。誰が正しくて誰が間違っているわけでもない。ただ自分の中で子がいない時とやってきた後で感じることの違いを書いています。

子どもがいたら尚更働いている場合じゃない

ぼくの場合、「今までと同じやり方じゃ無理」と感じたことの一つに働き方があります。

普通に今まで通り働いていたら無理と思いました。子育てに参画する時間も体力も残らない。

それに、仕事ばかりしていたら子どもと遊ぶ時間がないではないか。

仕事なんかしている場合ではない。もっと子どもと遊べ。と自分に言い聞かせています。

今やらなくていいこと、今しかできないこと

しかも子どもとは、いつまでも一緒に遊べるとは限りません。友達が増えたら友達と遊ぶし、習い事や部活が始まればそれにのめり込むかもしれないし、年頃になったら煙たがられる時期だって出てくる。

それが落ち着く頃には受験だ、就職だとなって家を出て、気づいたらよその家の人と結婚だなんてなってくる。

もちろんそうなるまでにはあと20年以上先の話ですが、その20年の間に自分も奥さんも子どもも全員が元気に生きている保証なんてどこにもない。生きていたって今と同じことが20年後にできるとは限らない。

今やらなくてもいいこともあるけど、今しかできないことだってある。それを見誤りたくない。いつかやりたいことが山ほどあったって、そのいつかがくるとは限らない。だから今のうちから俺は子どもと遊びまくりたいのだ。

今までよりもっと遊ぶぞ

そのためには働きまくっている場合じゃなくて、やるべきことを瞬殺して子どもと遊ぶ時間を増やしたい。

普通、我が子のためにもっと稼ごうと思ったらもっと働くことを考えると思いますが、働きまくって稼げたとしても、それで家にいない日が増えたり、家にいてもくたびれていたり、疲れやストレスでイライラしているようでは本末転倒。

なので今までより働かずに今までより稼いで、もっともっと子どもと遊ぶ時間を確保する方法を超真剣に考えます。

具体的なやり方はまだ見えていませんが、遊びまくっていればきっと何らかのヒントが見つかるはず。今までと違うやり方しているので多分大丈夫でしょう。

父の日は、父としての自分を振り返る日

無邪気に笑う顔を見ていると「ええか?お前が私の父親だぞ?ちゃんとしろよ?私はお前を見て育つ!そして育った私が未来を作る1人になる!つまり未来はお前にかかっている」と胸ぐらを掴まれながら言われているような感覚になります。

こうやっていろいろ感じながら「このままの自分じゃいかん」と思わせてくれる存在が、自分を日々父親として鍛えてくれているのだと思います。

いきなり親としての自覚や地力がなくても、近くで我が子が成長している姿を見るといい意味でその他全てがどうでも良くなってきて「この子のためなら」みたいな謎の活力が湧いてきます。

奥さんと2人きりでも楽しい人生だったと思いますが、少なくとも親にならないとわからないことがたくさんあったはず。比較するものでもないですが、やっぱ親になったからこそ成長させてもらう部分があり、その成長が楽しい日々に繋がるのだなと感じます。

父の日は、そうやって自分を振り返る男の日なのかもしれませんね。

娘よ、こんな自分を父親にしてくれてありがとう。

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