両親と行った長崎旅行。3泊目は、雲仙・島原方面へ足を伸ばしたので宿もその辺りで探しました。
ホテルばかりではなく温泉宿にも泊まりたいと言う両親ですが、温泉旅館って探すの本当難しい。高ければいいわけでもないし、良さげな部屋に見せかけて行ったらしょぼかったり、施設はいいのに人が残念ってことも何度もあってガッカリしたからです。
探すのちょっとトラウマ気味でしたが、今回は部屋風呂を諦めて個室で食事が食べられる温泉宿を探したところいいところを見つけました。
雲仙福田屋に宿泊してきた

宿の外観を撮り忘れてしまいましたが、本館と別館のある広々としたお宿です。
入ってすぐ受付とお土産物屋さんがありました。

チェックインはこちらのロビーラウンジで行われます。

囲炉裏や南部鉄器などが置かれていて、いい雰囲気。
奥さんと風呂上がりの待ち合わせもここにしていましたが、静かでゆったりと過ごせていい気持ち。

客室階へはエレベーターで移動。一台しかありませんが、割とすぐ来る印象。
宿レビューとは関係ないですが、この数日前から娘はエレベーターに乗るとしきりに「ちょうちょ」と連呼。
どうやら閉まるボタンの「▶︎|◀︎」が蝶々に見えるらしい。感性が天才だなって思いました。親バカですいません。本題に戻ります。

今回は本館の505号室に宿泊。プレミアムツインのお部屋です。

まず入ってすぐ思ったのがこれ。こうやって子どものアイテムも追加されると歓迎されている感じが伝わる。娘は大興奮して自分のサンダルを投げ捨てて履かなくなりました。

部屋はこんな感じ。広々としていて過ごしやすい。

和洋室と言った感じで、寝床はローベッド。この高さなら子どもを寝かせても安心。

リビングスペース。こういうところへ来ると、ソファがある暮らしもいいなって思う。ソファがあるだけで部屋の中で過ごしやすくなると思う。

テレビ横にはミニバーセット。

ベッド横にはスタイリッシュな机がありました。

室内にお風呂や洗面所もあります。キレイでした。別でトイレもあります。

浴衣も部屋に用意されています。
各階のエレベーター降りてすぐのところに浴衣のストックがあり、サイズが合わない人はそこで変更できます。

羽織も用意されていました。温泉宿に来たらこれ着るのが醍醐味ですよね。

部屋からの眺め。

翌朝。至る所で温泉が沸いており、湯気が登っていくのが見えます。

朝早く起きて窓際で飲むエスプレッソがおいしかったです。
雲仙福田屋の貸切風呂

温泉は基本的に内風呂と露天風呂が男女1つずつあって、日替わりとなっています。
お風呂にはフェイスタオルは置いてくれてありますが、バスタオルは部屋から持っていきます。
大浴場とは別で貸切風呂があって、宿泊中1度だけ無料で使えます。
今回はチェックイン時に火の木の湯を予約しました。
時間制になっており一組50分。時間になったらフロントへ行って鍵を借り、終わったら返すスタイル。

脱衣スペース。あまり広くありませんが、個別で使い分けができる荷物棚とカゴがあって地味に便利。

いい感じにとろみと濁りのある温泉が気持ちよかったです。

チェックイン時に聞いたらすでに最短が20時30分だったので、外があまり見られませんが明るいうちに入れたら眺めも楽しめそう。
雲仙福田屋の食事

食事は別館地下一階の鍋団欒でいただきます。1泊2食付きでしたが、ここは食事が大変おいしくて大満足でした。

今回は椿というお部屋で。食事が個室で食べられるというのも、今回の宿選びのポイント。
夕飯

この日の献立です。地元の農家さんの食材をたくさん使うことも大事にしており「〇〇さんの野菜」みたいな呼ばれ方しているのがよかったです。

前菜。

刺身。

鮑の踊り焼き。

蒸し卵。

と見せかけて茶碗蒸し。

地元野菜のチーズフォンデュ。

ひょっつる。島原でとれるわかめを一度すりつぶして麺状にした酢の物です。さっぱり。

長崎和牛のすき焼き。

締めのご飯。

ジャスミン茶ジュレのかかった杏仁豆腐がデザートでした。
ご飯はどれもおいしかったのですが、各個室についてくれる中居さんがちょっと残念でした。いちいち愛想がなくて「まあできますけど」「ああ…ちょっと確認します」「赤だしですけど?」などなんか頼んだり聞いたりしてごめんって気持ちにさせられる受け答え。
前回の湯布院での不満もこういったところで、別にヘコヘコしてほしいわけじゃない。こういう宿の満足度は設備じゃない、人が全てだと思いました。
朝食
翌朝、できれば昨日の中居さんは夜シフトで朝は違う人だといいなーと思いながら朝食会場へ。
ちょっと早く着いたので会場外で待っていたら「できてますけど」と昨夜と同じ人が出てきてOHってなりました。

朝ごはんの献立。

ご飯は鍋で出てくるのはよくあるけど、味噌汁も鍋で出てきて好きなように装って食べるスタイル、ごろっとした野菜がたくさん入っていておいしかったです。

全てが米泥棒なおかずたちばかりで、何度もおかわりをしてしまいました。
ちなみに中居さんは2度目のおかわりから来なくなり、別で来てくれた人が物腰柔らかくていい感じでした。
「お味噌汁しょっぱくなるんで火を止めておきますね」
「(娘に向かって)おいしい?いっぱい食べなさいねえ」
「何かあったらいつでも呼んでくださいね」
など、普通っちゃ普通なんですが、それがなかった分とても好印象な方でした。
まとめ
ということで長崎で泊まった温泉宿「雲仙福田屋」は静かでゆったりと過ごせて、ごはんもおいしく、温泉の質が好みな温泉宿でした。
雲仙方面へ来ることがあれば、ここはまた利用したいですが、中居さんだけどうか今回と同じ人に当たりませんように。
それ以外は本当大満足の滞在となりました。
これで一泊5万円しないくらい(2人1部屋)なので、お手頃と言えると思います。今後はこの相場感と満足度を基準に宿選びをしたい。
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