一般的にはクレジットカードに付帯されている海外旅行保険の適用期間は3ヶ月(90日)です。
カンボジアに小学校を建設するために半年ほど日本を離れていたのですが、その間の保険は全てクレジットカードに付帯されている海外旅行保険を適用させました。
それができたのは、2枚のクレジットカードを掛け合わせたからです。
この記事では、そんなクレジットカードに付帯されている海外旅行保険を無料で90日以上にする方法をまとめました。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を3ヶ月(90日)以上にする方法
- 海外旅行保険が自動付帯のカードを用意する
- 海外旅行保険が出国後の決済でも適用される利用付帯のカードを用意する
- 出国のための航空券や空港までの交通費を1枚目のカードで決済
- 出国から91日目に2枚目の利用付帯のカードで交通費などを決済
これだけ読んで「なるほどそういうことか」って思った人はこれ以降は読む必要はありません。お疲れ様でした。
「もうちょっと詳しく」って人は引き続きお付き合いください。
海外旅行保険を3ヶ月(90日)以上にするために必要なクレジットカードの組み合わせ例
海外旅行保険を3ヶ月以上に延長するために、2種類のクレジットカードを用意する必要があります。
1.海外旅行保険が自動付帯、もしくは利用付帯のクレジットカード
各種クレジットカード会社のルールが変わったことで、ややこしい書き方になっていますが1枚目のクレジットカードは自動付帯であろうが利用付帯であろうが、どちらでも構いません。後ほど紹介する2枚目のカードと被らないことが大事。

楽天プレミアムカードは自動付帯ではなく利用付帯ですが、今回の目的であるクレジットカードの海外旅行保険延長には適していないので、1枚目で利用するのことが絶対条件。
気になる補償内容は以下の通り。

この保険を適用させるには、楽天プレミアムカードで航空券や空港までの公共交通機関の決済をすれば、出発日から3ヶ月間海外旅行保険に加入している状態になります。
同じように出国前に旅行に関する費用を支払うことで発動する、利用付帯のクレジットカードは他にも多くありますが、迷っているなら最初は楽天プレミアムカードをMasterCardで作っておくことがおすすめ。
楽天プレミアムカードは年会費は10,000円(税抜き)でかかりますが、上記のように補償内容もアップしますし、対象の空港ラウンジが無料で使える特典(プライオリティパス)が付いてきます。
年会費無料のレギュラーカードは海外旅行保険を適用させる条件が改悪されてしまったので、海外旅行には不向きなカードとなってしまったので、せっかく申し込むなら楽天プレミアムカードの方をおすすめします。
ところで、なぜMasterCardで作るのがいいのかと言うと、次におすすめしたいクレジットカードがVISAになるからです。海外ではクレジットカードを使おうと思っても国や地域、店舗によっては「VISAのみ」とか「Mastercardのみ」という場合もあります。
そのような場合に「VISAしかねぇ…」となることがないように、2種類のカードを所有していれば大概対応できます。写真の通りでぼくはVISAで作り大きな後悔を得ました。
2.海外旅行保険が出国後にも適用される利用付帯のカード

クレジットカードに海外旅行保険が付帯されていると言っても、そのほとんどのカードが出発から3ヶ月でその効果は消滅してしまいます。つまり、4ヶ月目以降も旅が続く人は、保険未加入ということになってしまいます。危ない。
そこで次におすすめめしたいのが、エポスカードです。このエポスカードはVISAのみになるので、1枚目のカードをMasterCardで作っておくことをおすすめします。
もともとエポスカードは自動付帯として人気の高いカードでしたが、2023年10月1日より海外旅行保険の適用条件が利用付帯へと変更になりました。
しかし新たな条件に変わってくれたこのエポスカードこそが、3ヶ月以上旅をする人に特におすすめなのです。
エポスカードは、他の利用付帯とは違う受験でも海外旅行保険を適用させることができるステキなカードです。

エポスカードで旅行代金を支払うと、支払った日から90日間が補償対象期間となります。
元々は三井住友カードのクラシックAやリクルートカードがこういった使い方ができて人気だったのですが、どちらもルールが変わったり、カードの新規申し込み受付を停止してしまったので出国後のカード利用による適用がされなくなってしまいました。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を90日以上にした実際の方法と恩恵

実際にぼくが行った方法と実体験をまとめております。
1.利用したクレジットカードと決済の例
- 楽天カード(※1)でカンボジア行きの航空券を決済
- 91日後に滞在しているゲストハウスの宿泊費を三井住友VISAクラシックカードのAカード(※2)で決済
こうすることで、合計180日間保険が適用されました。めでたい。
※1:当時は楽天カードでも、航空券や空港までの交通費の決済だけで。海外旅行保険が適用されました。実際にぼくが1枚目に用意したのは楽天カードだったのですが、2020年10月の改悪で「募集型企画旅行の料金」を支払うことでしか補償が適用されなくなってしまいました。現在なら楽天プレミアムカードを利用します。
※2:当時はエポスカードがこのルールに適用していなかったため、三井住友クラシックAを活用しました。
また当時は宿泊費の決済でも保険適用がされていましたが、2025年現在エポスカードが明示している旅行代金には個人手配の宿泊費は含まれていないのでご注意ください。
2.受けた恩恵
半年間のカンボジア生活から帰国する際に、預け入れたモバイルプリンターと三脚が破損していたので三井住友VISAクラシックカードのデスクに連絡しました。携行品保障は上限が10万円だったので、修繕費とかが10万円を超えなければタダで修理できます。
これもし海外旅行保険に未加入の状態だったら、大切な旅アイテムが壊れたり無くなったりした場合には自費で修理したり買い直したりしなくてはいけないのです。
保険が適用されてお金がかからないとは言え、大切な物が傷ついたり無くなったりしたメンタルでこういった手続きをするのもなかなか気持ちが滅入るので、保険が適用されていないと思うともっと落ち込むと思います。
まとめ
今回はクレジットカードに付帯されている海外旅行保険の適用期間を90日以上にする方法と、j実際に使ったおすすめカードと実体験をまとめました。
エポスカードのような利用付帯のクレジットカードは圧倒的に少ないのですが、複数枚活用すればクレジットカードの保険のみで1年以上海外にいても保険が適用させることも可能になります。
まだお持ちでない方はぜひこの機会に作ってみてください。
※過去記事を加筆修正して再公開しました(2025.4)
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