京都旅行の初日。どうしても行きたいお店があったので行ってきました。
京都や店主さんの地元高知県などから仕入れた、新鮮な食材を使った串揚げのお店です。選ばれた食材は作り手の顔が見えるものだけというこだわりのお店です。どうです?そそりませんか?
京都の串揚げ屋さん万年青
こちらです。万年青と書いて「おもと」と読みます。
入り口。モダンさと日本古風の風情が入り混じったような外観に吸い込まれます。
店内です。カウンターの竹の置物に串が置かれていくスタイル。
京都で揚げたての串揚げをカウンターでいただきます。いくらかかるんだと身構えそうですが、コースが決まっているので明朗会系で安心。
卓上に用意された薬味。一番右は特製のお出汁。種類ごとにおすすめの食べ方があるらしく楽しみ。
お箸を留めている紙がいちいち上質。お店の名前を読めないくらい小さな字で書くセンスと謙虚さ真似したい。
レモン絞り。手を汚さず、身を余すことなく搾り取れます。
琥珀ヱビスをいただきます。今宵もいい時間になる気しかしません。
京都の串揚げ屋さん万年青の「特選おもとコース」をいただく
このお店はコースが決まっていて
- おまかせ野菜サラダ
- 串揚げ10本
- 箸休め数品
- ご飯物
- デザート
で税込5,000円。(取材時)
(追記)2023年5月1日から税込6,050円に値上げされました。物価の高騰に伴い致し方ないことですが、いいお店なので引き続き頑張ってほしい。
こちらが一品目のおまかせ野菜サラダ。ただ野菜を切って盛り付けただけじゃんと思った人は今すぐ豆腐の角に頭を強くぶつけて謝罪してください。
こだわりの店主が選んだ野菜はうまい。軽く塩を振っただけでバクバク食べられるのは、素材の良さがあってこそ。おかわり無料なので野菜不足をおいしく解消しましょう。
パプアニューギニアの無添加エビ。レモン塩でいただきます。
こごみ。山椒とお出汁でいただきます。
牛肉。カラシかソースがおすすめとのことです。
にんじん。そのままいってくださいとのこと。素材に自信がないと言えない一言。
箸休め一品目。鯛の昆布締め。柚、ごま油、塩などをお好みで。
出汁に漬け込んだ豆腐。塩かカラシでどうぞ。
能登牡蠣。何でも合いますってことでした。
天然の蕨。塩か出汁がおすすめ。
箸休め2品目。菜の花のおろし和えとポテトチップ。なたねあぶらを使ってさっぱり揚げています。
鶏のささみ。何でも合いますってことでお出汁でいってみました。鶏が柔らかい。
日本酒に切り替えました。おすすめありますか?って聞いたら出してくれた櫛羅。奈良のお酒。キリッとした飲み口で揚げ物に合います。
じゃがいもと玉ねぎのコロッケ。定番のカラシとソースもよく合いますし、そのままでもいいですよって言われて、まずはそのまま食べました。すごい熱いのでお気をつけてと言われましたが、食欲を抑えきれず勢いよく噛みついて口内を火傷しました。魅力的なものを目にした時ほど一呼吸落ち着きましょう。
発酵バターと黒胡椒和えのアスパラ。立派すぎる。
「ここまででコースの揚げ物が全部ですが、お腹に余裕があれば追加でどうぞ」と出されたメニューです。1本ずつ頼めるので、奥さんと2本ずつ気になるものを注文しました。
そら豆。塩か出汁がおすすめ。
ホタルイカ。そのままでもいいし出汁も合います。
のびるって知っていましたか?知らずに頼んでみたら優しく教えてくれました。ニラとよく似たネギ科の植物で「地中の球根の部分がおいしいんですよ」とのこと。ニンニクとか辣韮好きな人は好きだと思います。塩か出汁でどうぞ。
ネギの葉のてっぺんにできる葱坊主。こちらも塩か出汁で。
その後、ご飯物で終焉へと向かいます。ぼくは卵かけご飯を選択。
アローカナという品種の卵。一般的な鶏よりも卵産む量が少ないので貴重らしい。
奥さんは高知の釜揚げしらすを選択。昨年行った高知県でおいしいものを食べまくったので、また行きたいねなど話しました。
最後はデザートでフィナーレ。牛乳プリンの上にモリンガのゼリーと柑橘系とあんこが乗って、黒糖シロップがかかり、シャクの葉が飾られています。
牛乳プリンやあんこの甘さを、モリンガがいい感じに抑えつつ爽やかな食べ応えを残しており、揚げ物の締めにピッタリな大人のデザートです。
まとめ
そんな感じでこだわりの食材を活かして、シンプルながらも丁寧に作られた串揚げのお店でいい時間を過ごしてきました。
店主の方も、最初は気難しい職人さんかと思いましたが、物腰柔らかくいろんなことをお話ししてくれる気さくな方でした。食材やお皿のことなどいろいろ教えてくれて、おいしいだけでなく学びの多かったひととき。京都へ行く際は必ず立ち寄りたいお店です。
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