建設開始から実働50日目の節目の今日、ぼくは朝からバイク屋にいた。
先日交換していたバイクがバッテリー不調とのことで返ってきて、朝からバッテリーを買いに走った。シティゲストハウスの玄関先で交換作業。ついでに外れかけてたエアフィルも整備。
なのに、直らない。
ってことで、もはやお馴染みとなったトゥクトゥクに捕まってバイク屋まで行く。
しゅういちとまきには、後で追いかけますと伝えて先に行っててもらう。
多分、ぼくのブログを頻繁に読んでくれている人は何となくオチがわかりますね。
そうです、結局バイクはなおりまてん。

こんな感じでお馴染みの解体作業が始まる。
何も言わずに、12時くらいまで待ってみた。
そしたら「原因がわからないからしばらく直せない」とのこと。おーい、マジかよ。
学校建設終わったら知人にこのバイクを譲ろうと思っていたけど、壊れまくってトラブルの元になりそうなので一旦キャンセル。
で、いつも通り代車を持ってきてもらって帰宅しようかな…
と思っていたらどこからか台車を持ってきてくれたのでじゃこれに乗って帰りますかと思いきや、なんと!代車の!!鍵がない!!
ん?なんでエンジンはかかっているんだい?
「鍵はどこかに落としてきたよ!多分病院の前で鍵を作ってくれるから試してみてくれ!」
と言われ、仕方なく鍵がかかっていないのに、何故かエンジンのかかったバイクに乗って病院の前へ向かう。
途中ふと思う。「あれ?何で代車の鍵の作成費用を俺が払うんだ?」
ってことで病院の前に行ったら、こいつだなって奴がいて、すぐに合鍵を作ってくれた。5,000リエル。1,25ドル安い!
やっと帰れると思いきや、何と交差点のど真ん中で煙りを出してバイクが止まった。
バイクが壊れ、直せないと言われ、代車の鍵はなく、その代車が今また壊れた。
クラクションと冷たい視線をたくさん浴びながら交差点のど真ん中で叫んでみた。
「誰だよ、こんな試練を与えてくれたのは!最高!ピンチはチャーンス!(何のチャンス?)」
仕方なく引きずるように、角にあったガソリンスタンドへ避難。
そしたらプラグに差し込むコードがちぎれていた。症状的にもう無理矢理つなぎとめてある感じだった。
ガソリンスタンドの片隅でバイクをゴチャゴチャしていたら突然声がかかる。
「ユスケ!どうした?」
振り返ると見覚えのないカンボジア人。
「何でお前俺の名前知ってるんだ?」って冷静なツッコミ。
その彼はトゥクトゥクドライバーで、お客さんを乗せているのに何故かぼくのバイク修理を手伝い始めた。ぼくはお客さんの冷たい目線をずっと感じている。
そしたら突然「今ゲストがいるから手伝えないけど、すぐそこにバイク屋があるぞ!気をつけてな!」と言って去っていった。
いいやつだけど、何だったんだ。そして誰だったんだ…
言われた通り近くにはバイク屋があって、道具貸してくれって頼んで、プラグを外してみたらプラグの内部も丸焦げ。バイク屋の前で代車を直すぼく。
交換用のプラグがあるか聞いたら、当たり前のように「ない」って答える。バイク屋じゃねーのか!
仕方なくプラグのネジ山を磨いて洗浄して応急処置。以前誰かが交換したらしいまだ使えるプラグコードももらって無事復活。大事じゃなくてよかった。
全然学校建設日記じゃないですね。カンボジアの壊れたバイク日記。
本日の作業現場

しゅういちとまきは村に無事到着したものの、ホンさんの体調不良(飲み過ぎ)もあって、ぼくのバイクの不調もあって、あまり進められなかったらしく午前あがり。

今日は何したの?って聞いたらめっちゃ笑顔で「熱湯でアリさん退治してきました!」としゅういち。火長(かちょう)に任命です。

お湯をアリの巣にかけるしゅういち。カメラ目線中に熱湯を足にかけてしまえばおもしろいのにね。
帰りに2人で市場に寄って学校に設置するゴミ箱を視察してきてくれた模様。ありがとう!
最近学校建設の作業効率が確実に落ちています。
ちなみに、最初に言われた工事終了予定日は今日です。
あともう1ヶ月はかかるかな。2月もいっぱい遊びに来てくれます。
みんな、待ってるよ!

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