熱戦から一夜明けたバンコクの朝。
ベッドの足元では、寝ぼけた娘が落ちそうになっている。
なのに自分の体は動かない。なんで?
答えは筋肉痛です。
マジで体が起こせず、隣で寝ている奥さんに「ねえ、子どもが落ちそうだよ」という雑魚な発言をするところから1日が始まりました。
自分1人で起き上がるのも大変なのに、子どもを抱き抱えて足を引き摺りながら朝食会場へ。
娘はこの日もモリモリ食べています。いや、それにしても親の都合であちこち連れ回しても、体調崩さずに元気にいてくれてありがとう。
朝食会場ではチームメイトの丸岡さん家族と隣の席になりました。また来年もよろしくお願いします。
「そろそろ先発で投げたいです」って言っていた丸岡さんの言葉は監督に届くといいですね。共に子育てと野球の両立頑張りましょう。
ホテルをチェックアウトした後は、バンコク観光へ。
奥さんの従姉妹がタイに住んでいるので、車で迎えに来てくれて一緒に遊びに行きます。
重たい荷物をトランクに詰め込んだまま、乗っているだけで目的地に行けます。最高!ありがとう!!!
まず最初にやってきたのはワット・パクナムというお寺。インスタなどで出回りすぎて「ああここか」感が否めない画像ですがお許しください。映えを狙いたい人たちがたくさんいました。
このお寺は、名物化した最上階の天井以外にもあらゆる箇所でキレイな装飾が施されていました。アートなお寺。
こちらは2階の天井。ちゃんと中心に火災報知器みたいなのが設置してあるのがいい。
金ピカの柱には花とリスみたいな動物。
ただならぬオーラを纏った僧侶たち。きっとものすごい修行を潜り抜けたのでしょう。じゃないとこんな悟った顔はできない。
さとり世代とか言われる世代もあるそうですが、多分それは悟っているのではなくただの諦め。悟るには、それなりの道を通る必要があって、経験もないのに悟りの一言で片付けずもっと挑戦した方がいい。などを考えていました。
団扇が飾られていました。芭蕉扇を思い出す。
うちの娘は東南アジアに来てから仏像に興味津々。好みの銅像を見つけると興奮が止まらない。
ワット・パクナムにいらっしゃる大仏様は改修工事中でした。大仏感はなく、タワマンの建設中みたいな写真になってしまった。
ワット・パクナムから徒歩圏内に、もう一つおもしろいお寺があるということで移動します。
すでにおもしろい予感しかしない。
なんちゅう表情しとるのよ。
ここはワット・クンチャンという動物愛護系のお寺。いろんな動物がいます。
白鳥と象とコイキング。
いろんな顔がいっぱい。
名称がわからない種族。
これネットにアップしても大丈夫ですか?なゴールデンのボール。
本物の猫もいます。
触らせてくれるほど懐っこい。
このお寺に来るまでに、路上に座りこんでご厚情をいただこうとする人たちがいたのですが、ほぼ全員犬を連れていました。子どもを連れて道場を誘う人たちはたくさん見てきたけど、犬連れてるパターンは初めて。
同情するというより飼えないなら飼うなや、と思ってしまった。動物、かわいいですがやはりいろいろ手もお金もかかります。
カンボジアでは特に去勢もせず20匹以上増えてしまって困っているみたいな人の話も聞きましたが、それはある種の虐待だからなって思いました。世話できないのに産ませるな。
ランチは奥さんの要望でモンテインホテルの中にあるルエントンというレストランへ。上質なタイ料理を味わえるお店です。
タイミルクティー。
カオマンガイ。のっけ丼ではなく定食みたいなスタイル。
パッタイ。こんなおしゃれなパッタイを俺は知らない。
トムヤムクン。写真を撮る前に勢い余って手をつけてしまいました。
カオソーイは揚げ麺スタイルでした。一番好きなタイ料理かもしれません。うまい。
大人3人が好き放題飲んで頼んで3,000バーツといいお値段ですが、
- おいしいタイ料理を
- 落ち着いた雰囲気で
- のんびりおしゃべりも楽しみながら
- ゆっくり楽しみたい
時には大変おすすめ。
奥さんの従姉妹ともゆっくり話ができたし、娘のご飯もしっかり食べさせられたし、いいお店でした。普通にまた行きたい。
カオマンガイに400バーツ???ぼったくり?って感性の人には不向きだと思いますが、こういうのを楽しめる大人になれてよかったと思います。そして大人になると、金銭感覚と味覚が合う人といるのが心地良くなっていることに気が付く。
ぼくと奥さんはローカルフードも楽しめるし、こういう風に今日は思い切ってお金使うかって日もあって、そういうところが一緒にいやすいんだと思います。
食後はゆっくりお店の景観でも写真に撮ってブログにまとめようと思ったのに、裏口みたいなところから帰されました。理由はこの後、王族がホテルに来て何やらイベントがあったかららしい。
王宮御用達のホテルのレストランで、おいしいタイ料理を味わいませんか?
お腹いっぱいになった庶民たちは、近くにあるルンピニー公園へ。
日曜日の昼下がりをチルする人たちが大勢いたり。
ストライダーを楽しめるコースがあったり。
いろんな遊具があったり。
筋トレができたり。
イベント会場が設営されていたり。
コモドドラゴンみたいなやつが普通にその辺にいたり。
懐っこい猫が寄ってきたり。
ヤシの木とコモドドラゴン以外は、マジで都心になりそうなでっかい公園でした。バンコク住んでたらここで癒されたい。
トイレはこんな感じでトラックの中でする感じ。
車で送ってもらってホテルへ。娘は従兄弟のカヨちゃんが大好きになって、身を乗り出しています。
ホテルはクリスマス仕様になっていました。カヨちゃんに抱っこされながら、キラキラしたものを眺めてご満悦。カヨちゃん、本当1日ありがとう。
ホテルでは14〜17時まで、2階のラウンジが無料開放中でした。チェックイン後、ベビーベットの設置を聞かれたのでお願いしたら、セットするまでラウンジでリラックスしててと言われたのでお言葉に甘えました。娘はスイカとドラゴンフルーツを爆食い。1歳児、この旅でラウンジ慣れしすぎ。
この日2杯目のタイミルクティー。またしばらく飲めなくなるので飲み納め。
チェックイン後はスカイバーへ行って、プールと夕日鑑賞。
奥さんはチャーンビール飲み納め。
昔よく泊まったバイヨークスカイホテル。
バンコク中心部の喧騒と交通渋滞、発展し続ける都市と傍に残る名残。このいろいろ入り混じった感じが好きで、バンコクの中でもこの辺にいると楽しいんだなと感じます。普通に「帰りたくない」という感情も湧いてくる。
部屋に戻って娘は夕飯。普通におにぎり一個食べるようになっててビビる。食費は気にせずいっぱい食べんさい!
その後は、大人の最後の晩餐へ。ランチをお腹いっぱい食べすぎて、全然お腹が空いていなかったので、ホテル周辺のヌードル屋さんを目掛けて行ったのですが全然見つけられない…
インドラスクエア周辺を彷徨っているうちに「ここかな?」で入ったお店は、メニュー表を見る限りなんか違くね?って感じで聞いたらお目当てはその隣。ごめんなさいって席を立つも隣のお店はあえなく閉店。
ということでもう少し歩いて、この旅2度目のここ。カオマンガイは別に何回食べたっていいよねって価値観の夫婦なので最後に好きなお店にもう一度。
食べ納め。また来年。
奥さんのリクエストで空芯菜炒めも注文。このお店のメニューではないですが、売り子が来て周辺のお店から届けてくれる。会計も別でキャッシュオンです。うまい。
再びホテルまでの道を、名残惜しみながら歩いて帰ります。バンコクやっぱ楽しいなあ。もっといたい。またすぐ来たい。
そんな感じで最終日の夜は静かに深けていきましたとさ。
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