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【82日目】窓を取り付けたり屋根の骨組みを取り付けたり

朝現場へ行くと、ホンさんが残りの柱の長さを拡張するために木枠を組んでくれていた。

男はセメントを。
女はペイントを。

そんな作業の日。

午前中だけで4つの柱が伸びた。

遙、アキくん、やましょうが組んでくれた鉄筋が屋根に向かってまた伸び始めた。

これでレンガ積みがまた始められる。

午後からは、窓枠が設置され始めた。

ご機嫌のホンさんがサクサク作業を進めてくれる。

建てつけ悪くね?

壁に埋め込んだらドアが閉まらない。

ちなみに木材の窓とモルタルの壁をどうやって固定するのかと思ったら、隅に鉄筋を通して木枠に打ち込んだ金属と溶接する模様。

その隙間にモルタルを埋め込んでいく。

ホンさん何でもやる。ま、建てつけ悪いんだけどな。

窓枠のモルタルやっていたと思ったら、いつのまにか上にいるし。てかそれ何してんの?

結局窓の固定は溶接とかが必要になるので、素人の手出しは無用。ということで後半はぼくもペンキ塗り。

今日はドライバーのネインも手伝ってくれています。

今日ははるかが呼んでくれたオランダ人のユッカが最終日。ユッカ、お疲れ様!来てくれてありがとう!

話はものすごく変わるんだけど、結構誤解されがちだから言っておきたいことがある。

ぼくの活動は多くの人に支えられて成り立っている。これは紛れもない事実。

そして、建設現場に来てくれた人のおかげで進んだ作業もたくさんあります。

でも、建設現場に来てくれた人を満足させるためにやっているのではないです。

確かに役割を与えて「学校建設に関わった」ではなく「学校建設した」って体験は得てもらいたい。

どんな作業にも意味はあるし、達成感は作業によって異なるものではないし、ハデなこと、目立つことだけが作業の達成感をもたらすのではないとぼくは思っています。

ゴミ拾いだけして帰って行った人もいるし、草むしりや穴掘りで終わった初日があって今の作業がある。

でも人は不思議と作業っぽい作業を好む。

壁に変わるレンガを積むこと。

壁を塗るためのモルタルを練ること。

ペンキで色を付けること。

不思議なのは「レンガの積み方教えてください」とか、「モルタルってどうやって作るんですか?」って聞かれるのに、釘の打ち方を聞いてくる人はいない。ペンキの塗り方を聞いてくる人はいない。

でもこれは工事であって工作じゃない。

釘を打つだけ、色を塗るだけ。

そんな簡単なことではない。

シンプルなことほど意外難しくて奥が深い。

見た目以上に難しいことばかり。

簡単に投げられて割られてしまうレンガも、ベタベタこぼすモルタルも、飛び散ったペンキも。

全て誰かがお金を出してくれたおかげで買えた大切な資材なんだ。

粗末に扱われては困る。

もちろん応援してくれてる人、手伝ってくれた人、みんなと完成を喜びたいです。

みんなと一緒に、毎日の充実を笑いたい。

だけど、もう一度言う。

達成感は作業内容では変わらない。

小さなゴミを拾うこと。

捨てられた釘を拾うこと。

どんなに小さなことにも意味はあって、そのひとつひとつにも物語がある。

だから作業の差でテンション変わったり、資材を雑に扱わないで欲しいと思う。

買ってくれた人に失礼だから。

とぼくは思う。

みんな今日もありがとう。

カンボジア小学校建設82日目

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