2022年12月25日、クリスマス帰国をしました北川勇介です。
初めて行ってから10年、住み始めて5年が経ったカンボジアから完全に引き上げて日本へ本帰国しました。
帰国するにあたって、事前に日本で住む家を決めて、カンボジアの家で使っていた不用品を片付けて、PCR検査をして、猫を連れて帰る手続きや車移動やAirbnbや飛行機移動をしたりしてなかなかハードな帰国でした。
なのでブログ記事に残して、後々思い出として見返せるようにしようと思います。
日本で暮らすことになった経緯

2013年からよく行くようになったカンボジア。
2016年には小学校を建てて、2017年からはアパートも借りて、現地でビジネスも作りました。
なんとなくこのまま、カンボジアにずっと居続けるんだろうな…
とは思っていませんでした。
途中からだんだんと、あれ?なんで俺カンボジアにいるんだっけ?と思うことが増えたからです。
筋の通らない言い訳、よくわからない理屈の逆ギレ、全く人の話を聞いていない問答。
多分ですが、人が嫌になったんだと思います。
最初は面白かった異文化も、途中からはマジでお前はなんなんだと思うことが増えて、人と関わるだけでものすごい疲れを感じ、日々のイライラを毎晩酒で流す。
あれ?俺は好きな国に住んで、やりたいことをやっていたんじゃなかったっけ?
向け用もないストレスが増えて、一緒にいて楽しいはずの彼女(今の奥さん)ともケンカが増えました。
ケンカの途中に(冷静になれば)思ってもいないような酷いことを言ったり、ぶつけようのない感情で物に当たったり、何度も家を飛び出して酔い潰れたり、嫌な思いもさせたと思います。
奥さんが好きでやっていたはずのお店も、いつのまにか応援できなくなっていました。
何やっても、つまらん。
そう思ったぼくは、ことあるごとに旅行やホテル泊の計画を立てて、奥さんにお店を休ませて、ぼくの気分転換に付き合わすようになっていました。
そんなことが続くうちに「ここ(カンボジア)じゃなくてもいいのかもね」って話になり、一時帰国の最中に今の家を契約して、本帰国するに至りました。
カンボジアには住まなくても、時々遊びに行けばいい。
ありがとう、シェムリアップの家

2019年の12月に引っ越してから丸3年住んだシェムリアップの家。
基本的な家具家電は付いていたのですが
- 洗濯乾燥機
- 食器棚
- 大きめの冷蔵庫
- ダイニングテーブル
- スチームオーブンレンジ
などは自分で買い足したり、大家さんにお願いをして備え付けのものをどかして設置してもらったりしました。

これらは当然日本まで持ち帰るのは不可能だったので、仲良くしてもらった人にあげたり、友人が頑張って運営している孤児院に寄贈をしたりしました。
好きで買ったものを、好きな人たちが引き続き大切に使ってくれるのは嬉しい。
ペットと泊まれるプノンペンのAirbnbで3日間

カンボジアで一緒に暮らしていた大五郎くんも一緒に日本へ行きます。
本当はシェムリアップ発の飛行機が良かったのですが、足元にペットを置ける便の都合上プノンペンへ。
猫の出国用の書類揃ったのが、シェムリアップを出る前の日の夕方で本当焦った。

プノンペンでは、ペットを連れて泊まれる場所をAirbnbで予約しておきました。
初めての車移動は疲れたらしい。6時間もキャリーの中で本当頑張った。
人間のPCR検査も無事に陰性だったので、大五郎くん初の飛行機です。

空港でいろんな人に見られたり、搭乗する時にCAさんに手を振られたりしていました。
プノンペン→仁川行きの深夜便では結構鳴いていました。普通に怖いよね。ごめん。
ちなみに機内持ち込み対応のペット用キャリーはこれを使いました。
新居へ

15時間くらい飲まず食わず出さずで辛かっただろうに、よく頑張りました。
空港の検疫所着いた瞬間におしっこ漏らしてましたが、日本の検疫の人も慣れていてティッシュ出してくれたりして優しかったです。
中部国際空港へは友人の将太が車で迎えに来てくれていたので、そのまま不動産屋さんで新居の鍵を受け取って無事に入居しました。

事前に電気、ガス、水道の開通手続きを済ませておいたのでライフラインはあるものの、家具家電がない。各部屋のシーリングライトもない。
大五郎くんにとってはきっと驚愕の寒さでしょう。
めっちゃ毛が逆立ってギザギザしながら水飲んでいました。
あと床も冷たいからなのか、どっかしらに乗っていることが多い。
肉球もキンキンに冷えてる。
日本で暮らし始めた感想

毎日が楽しいです。
そして、ケンカをしなくなりました。
意見の違いや思い違いはありますが、普通に話し合いで解決できるくらい平和になりました。
気に入った家に住んで、おいしいものを食べて、好きなことをしているからです。
毎日気分がいい。
好きなことと言っても、前みたいにリフレッシュのためだけに旅行やホテル泊をしたり、お目当ての店もなく無駄に外食したりとか、そういうことは興味がなくなりました。
物価の高騰がいろんなところで感じられますが、食に関して言えば、旬の食材をできれば住んでいる地域に近いところでとれたものを選んで買えば、安いし、うまい。
それだけで幸せを感じられます。
希少な肉の部位とか、高級な珍味とか、そういうものなんか必要ないくらい、スーパーの旬の食材はうまい。
大人になったら贅沢するぞって思っていたのに、思っていた贅沢は贅沢ではない気がします。
これからも日本に住み続けるのか?
今後の人生、日本で過ごすぞとは思っていません。
結果的にそうなるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
その時になってみないとわからないのに、今から残りの人生をどこで過ごすかなんてとてもじゃないけど決められない。
とりあえず今の家の賃貸契約が2年なので、この間にどうしたいか浮かんだ方向に進んでいこうと思います。
まとめ:楽しい名古屋暮らし始まるよ
そんな感じでなかなかハードな本帰国でしたが、名古屋での生活が始まりました。
とりあえず報告的な内容の記事を書きましたが、昨年末の出来事や行った場所など書けていない記事もたくさんあるので、時系列ズレますが少しずつ公開していきます。
ぜひまた読みに来てください。
(2024年追記)佐賀県に引っ越しました
(2025年追記)佐賀県で家を買いました














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