久しぶりの海外旅行に心踊らせ、意気揚々と向かった空港でへし折られた旅の出端。
航空会社の都合で飛行機が変更になったのに、空港では乗れないことが発覚した今回のダナン旅。
備忘録として、予約から搭乗までに起きたことやったことを時系列にしてまとめておきます。
1.Trip.comで航空券予約したチケットが変更になった
割と信用しているTrip.comで、かなり信用しているベトナム航空の航空券を購入しました。
1.1 航空券を予約

最初のフライトは上記の通りです。
1.2 予約翌日にフライト変更通知

予約から1日経ってTrip.comからフライト変更通知がきました。
当初21:50ホーチミン発だった飛行機が20:00ホーチミン発に変更。乗り換え時間は25分…乗れなくね?
Trip.comのアプリには「この変更に同意しますか?」と表示されるので「するわけねーだろ!」と思いながら変更手続きへ進むと、航空券の差額は17円程度なのに、変更手数料が一人当たり4,700円くらいかかるとのこと。
すぐさまTrip.comへ電話して、なぜ航空会社の都合で乗れなくなるフライトの変更手数料をこちらで負担しなきゃならんのだ!ってことを伝えて、同日の振替可能なフライトに変更してほしいと懇願。
1.3 フライト変更手続き完了

電話してから、およそ一週間後に無事に無料でフライトが変更された胸のメールが届きました。
- 11:35 シェムリアップ発
- 13:10 ホーチミン着
- 16:10 ホーチミン発
- 17:30 ダナン着
もう全てが新しいスケジュール!しかも変更前より早くダナンに着けて超ラッキーじゃん!よかった、一安心。
ちゃんと変更されている証明も兼ねて、当日は念の為eチケットを印刷して持参することにしました。
2.出発当日

旅行当日、ウキウキしながら彼女と一緒に空港のチェックインカウンターへ。パスポート2冊とeチケットのコピーを提出。ちょっと表情が曇る係員。心臓が低い音でドクンとしたのがわかりました。
2.1 当日出発空港での様子
係員「お前(ぼく)は乗れるけど、あなた(彼女)は乗れないよ」
ぼく「なぜ?」
係員「彼女のフライトは夕方18時のフライト(変更前の予約のまま)だから、この便ではない」
そんなバカな。変更したよね。だってこのeチケットには、変更された2人分の新しいスケジュールが書いてあるじゃないか。嘘だろ?嘘だと言ってくれよ。
ぼく「なんで変更されていないの?」
係員「I don’t Know」
2人で予約した飛行機を変更して、1人分しか変更されていないとかある?
2.2 Trip.comに電話をしよう
おいおい、どうするよってことになったので、一旦チェックインカウンターを離れて、とりあえずTrip.comに電話。アプリから電話すると、ネット環境があれば、通話料がかからないので安心です。
安心なのは通話料だけで、一向に出ない。全然出ない。
2.3 Trip.comにメッセージを送ろう
電話は諦めて、アプリからチャットを開いてメッセージを送信。
今起きている事実を伝えると「2人分の変更は適正に行われています」との返信。
だから!!!できていないの!!!できていないから連絡しているのよ!!!
こちらもう空港なうですよ。チェックインできないのですよ。
変更手続きは適正に行われていないのよ。なんでいつも現場のリアルを会議室はわかってくれないの。
急いでよ、時間がないのよ。お願い…と気持ちがソワソワすればするほど、画面上では血の気の感じられない機械対応の返信が続く。
結局チャット上では埒が開かず、翌朝のフライトにもう一度振替えますか?手数料は$50です!みたいなことを言い出した。
フライトを変更したのは航空会社都合ですよね?ぼくらは言われた通りにしただけです。
それでいてなぜ希望のフライトに乗れない上に、手数料をこちらが払うのだ。
2.4 ぼくらが下した決断

明らかにおかしい。100人いたら150人がおかしいって言うくらいおかしい。
しかしこれ以上やりとりしている時間がない。ぼくらは決断を下した。
- ぼくは予定通り、変更後のフライトで飛ぶ
- 彼女はチェックインカウンターで言われた変更前の夕方の便でホーチミンまでは行く
- ホーチミンからダナンのフライトは捨てて、別で取り直す
仕方がなくこれで別れて出発。まさかの現地集合の旅。
2.5 夕方の彼女

ちなみに、その後18時のフライトに合わせて再度チェックインカウンターへ出向いた彼女が言われた驚愕の一言がこちら。
「あなたは午前中のフライトでしょう?」
ここで何しているの?と言わんばかりに、さっきと言っていることが違う。
いやいやいやいやいやいや…と事の成り行きを全て話す彼女。
「それは大変ね!」と係員が言うと、なぜかスムーズに乗れることになり、一番最初の予定通りシェムリアップからホーチミンまでの18時のフライトに無事搭乗。
そこから先は、旅行当日に別で取り直したベトジェットの便へ乗り継ぎをしてダナンへ。
無事に遅延もなく、夜23時にホテルで合流できました。なんて日だ!
3.帰りの空港

帰りの空港でも試練は続く。チェックインカウンターで再び、係員の表情が曇り始めた。
「あなた(彼女)は、13日にダナン行きの飛行機に乗っていないでしょ?」とお姉さん。
「乗れなかったのよ!あんたたちの身勝手な変更と行き届いていない伝達のせいでね!!!そのおかげで私は別でダナン行きのLCCを予約して追加料金払ってここまできたのよ!!!」みたいなことを、もっと丁寧に伝えるとチケットオフィスへ行くよう指示されました。
そしてチケットオフィスで再び説明。
結論としては、行きのホーチミン発ダナン行きのフライトをキャンセル扱いにしないと、ダナンからホーチミンへ帰る飛行機には乗れない仕組みらしい。
そのキャンセル手続きが$50。
乗れなかったのはこちらのせいではないのだよ?と、再び事情を説明。
説明する度に対応してくれる人たちは「ああ!そういうことね、了解」と優しく対応してくれるものの、対応するカウンターが変わればその事情は引き継がれず、また一から話さなくてはいけないのが海外あるある。なんで違う部署に引き継ぐ時に内容も引き継がないの?
結局粘り強く話したら話が通って、手数料も払う必要はないと言って来れて、予定されていた帰りのフライトで二人揃ってカンボジアに帰ってこれましたとさ。ああ疲れた。
4.今回の経験からの学び
今回の経験を生かして思うことは2つあって
- 語学力
- 予約サイトの見極め
です。
語学力はあるに越したことはない
途中も書いたように、話す相手や場所が変わると、事情がわかっていない人にまた一から説明しなくてはいけない。そしてそれが海外であれば、そのやりとりは全て英語になります。
特に今回のように、こちらに問題がないのに手数料を求められる場合に、適正に事情を説明してそれはおかしいと伝える語学力が必要。
ただでさえ厄介な事情に巻き込まれて疲弊している状態で、日常的に使用していない語学を使うことへの労力は想像以上に大変。
自分たちを守るために、語学は持っていて損はないと再度認識した経験でした。
予約サイトの見極め
そしてもう一つは、航空券予約の際に利用する予約サイトの見極め。
今回利用したTrip.comはそこそこ信用していたけど、肝心なところで電話がつながらない&カタコトの日本語チャット対応はやはりスムーズではなかったです。
日本語が通じるとしても、細かななニュアンスが理解されにくいという意味では、先ほどの語学力と一緒で適正に伝える力が自分に求められます。
そういう面でこれからもドラフト1位で利用したい航空券予約サイトは、ぶっちぎりでSurpriceです。
その理由は
- 大手旅行会社のHISが運営なのでサポートが万全
- 日本人が日本語で対応してくれる
- サイトが高速で使いやすい
- 定期的な割引クーポンの配布
と、これ以上ない要素がそろった優良サイトだから。
唯一の欠点は日本発着しか対応していない点。そのため海外在住のぼくらは、次に使いやすいと感じているTrip.comで予約をしましたが、結果は書いた通りでした。
Surpriceは最低価格保証を謳っている上に、割引クーポンを定期的に配布しているのでお得なフライトも見つけやすいです。
海外旅行を予定していて、これから航空券を探すよって人はぜひ一度公式HPをのぞいてみてください。値段も大事ですが、今回のような場合にサポートが従事していると言うのも大事。
→Surprice(公式HP)
まとめ
ということで、旅(TRAVEL)には困難(TROUBLE)が付き物だと言いますが、当日は焦ったなんてものじゃないほどパニックでしたが、なんとかできたという経験値は思った以上に大きいです。
トラブルなんてなければない方がいいんですが、万が一同じような状況に陥ってしまった方を救えればと思い記事にしてみました。

推測ですのであえて最後に書きますが、今回のトラブルはおそらくTrip.comもベトナム航空も悪くなくて、シェムリアップ発ホーチミン行きのフライトがアンコールエアーとの共同運航便だったために、ベトナム航空から引き継いだ変更情報がアンコールエアーで適正に処理ができなかったのではないかと考えています。
今回のようにeチケット上は変更されているのに、航空会社のシステム上は変更されていない場合があるので、チェックインカウンターで弾かれた場合には、航空会社のチケットオフィスに行ってフライトレコードを印字してもらうといいと思います。
特にフライト変更があった場合の、共同運航便で、予約した航空会社とは別の機体で飛ぶ場合にはぜひ注意してみてください。
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