
旅に出るなら最初に準備したいものの一つに、バックパック選びがあります。
バックパッカーというだけあって、バックパックは旅人のベースとなるもの。旅行期間や荷物の量、自身の体型に合わせてきちっと選ばないと、持ち運びや移動が苦痛になったり、余分なストレスや疲労の元となります。
旅先ではただでさえ日常と違う異文化な世界をほっつき歩くことになりますので、ストレスや疲労は体調面への影響だけでなく時にトラブルの元にもなりやすいです。
バックパックは、見た目のデザインだけで選ぶのではなく、身体に合ったもので、機能性を重視したいです。
先に結論を言うと「バックパックのおすすめありますか?」と聞かれた場合には、ぼくはGREGORY(グレゴリー)を紹介しています。
他のバックパックブランドを使用したことがないので、比較はできませんが、10年以上の付き合いになるグレゴリーを旅の相棒に選ぶべき理由についてまとめました。バックパック選びの参考にぜひご一読ください。
グレゴリーのバックパックがおすすめの理由

ぼくがグレゴリーを愛用し、人におすすめし続ける一番の理由は主に4つです。
- カバンに特化したブランド
- 背負いやすく疲れにくい設計
- 長く使える耐久性
- 一生使えるものづくりへの執念
1.カバンに特化したブランド
人気のアウトドアブランドは数多くありますが、グレゴリーはその中でも特にリュックやバックパックなどカバン作りに特化したブランドです。
カバンのことだけを考えている会社と、カバンと服と靴のことを考えている会社では、どちらがカバンづくりに精通しているでしょうか?考えるまでもないですよね。
2.背負いやすく疲れにくい設計
詳しくは後述しますが、カバン作りへの強いこだわりがあるからこそ人間工学に基づく設計で使う人のことを考え尽くしたデザインとなっています。
正しくデザインされたパックは背負うのではなく「靴のように身につける」ものなのです。ウェインは、人々が時間をかけて履き心地の良い靴を慎重に選んでいる事に気が付きました。「人々はこんなにも履き心地を重視して靴を選んでいるのに、どうしてパック選びは同じ様にいかないのだろう?」という疑問を抱いたのです。
引用:グレゴリーHPより
3.長く使える耐久性

こちらはバックパックではありませんが、ぼくが初めて購入したグレゴリー製品です。
2005年に購入して以降、10年を超える付き合いになりました。多少の消耗はありますが未だに現役。あなたの周りには10年以上使い続けられるものがいくつありますか?
4.一生使えるものづくりへの執念
上記のダッフルバッグ、ファスナーもだいぶゆるくなったので、いっその事カバンを買い換えようと思ったことがありました。
ただ、この色が気に入っていたのでできれば同じ商品が欲しくて、その旨を店頭で相談すると「消耗パーツを交換すれば使えますよ」と最低限の修理や交換を提案されました。買い換えた方がお店は利益になるはずなのに。
一生使えるモノづくりへのこだわりが垣間見えた感動の瞬間でした。
だからこそぼくは、ますますグレゴリーというブランドが好きになり、カバン選びに迷っている人にはおすすめしたくなったのです。
なぜGREGORYのバックパックは背負いやすいのか?
GREGORYのバックパックの背負いやすい理由は以下の3つがあります。
- スタッフによるサイズ測定
- 人間工学に基づく構造
- ユーザー目線の使いやすいデザイン
1.スタッフによるサイズ測定

GREGORYがカバン作りに掲げるポリシーの一つに「バックパックは背負うものではなく着るもの」というものがあります。
衣類を体型に合わせて選ぶように、バックパックも同じだということです。
確かに身長180cmの人と、150cmの人が同じバックパックだったら、おかしな話ですよね。
背負うことはできたとしても、とても体型にフィットしているとは言えない状態です。
フィットしていない靴を履いて歩いても疲れやすく転びやすいのと同じように、バックパックも同じなんだと思います。
そして、意外とサイズ展開していないアウトドアブランドも多いなという印象を受けます。
GREGORYのバックパックを取り扱っているお店では、スタッフの方がトルソー(胴体)の長さを測定して、自分にぴったりのサイズを教えてくれるので安心です。
ちなみにぼくはメンズのMとLのちょうど境で、どちらでもいいということでした。
ただバックパックは大きくなればなるほどダボっとして、肩や腰にかかる負担が大きそうなイメージだったので、よりフィットするだろうと考えて小さい方のMを選びました。
メンズはS,M,Lから、レディースはXS,S,Mから選ぶことになっています。
2.人間工学に基づく設計
グレゴリーは人間工学のデータに基づいて肩のストラップや、腰・背中周辺のハーネスを設計しています。
そのため同じ重さのリュックだとしても、体にかかる負担が軽減されたり、より使いやすい仕様となっています。
また汗をかきやすい背中や肩周りの素材には、不快感を和らげる素材が使われたりしており、長く背負っていることでの疲労や不快感を取り除く工夫がされています。
だからこそ、サイズを適切に選べばより体にフィットしやすく、負担が少なく疲れにくい作りとなっているんです。
サイズに合っていないものは、肩に重さが集中したり、腰が反ったりして体への影響も大きいので慎重に選びたいですね。
旅行期間が長くなればなるほど、背負っている時間も増えるバックパック。体への負担は少しでも軽くしましょう。
3.ユーザー目線の使いやすいデザイン
人が使うものだからこそ、人の体を理解して作られたユーザー目線の優しいデザイン。
数あるグレゴリーのバックパック機能の中から、特に知ってもらいたい機能が以下の2つ。
- 人の体の構造に合わせた設計
- 三層に分かれて内部にアクセスしやすい設計
3-1 人の体の構造に合わせた設計

例えばこのドリンクホルダーになるサイドのメッシュの部分。よく見ると斜めになっていますよね?写真ではわかりにくいですね。そうですね。
バックパックを背負って歩いたまま飲み物が飲みたくなった時、背負っているカバンのサイドにあるドリンクホルダーにある飲み物をとりたい。
そんな時、人の手はどう動くか想像してみてください。
もし、パックパックと並行の向きに取り付けられていたら、飲み物を入れたボトルを掴みにくいですよね。
やや前のめりにポケットがついているので、バックパックを下ろさずに水がスムーズに取れます。
無理して取ろうとして肩の筋がおかしくなることもありません。
3-2 三層に分かれていて内部にアクセスしやすい設計
GREGORYのバックパックはトップはもちろん、フロント、アンダーと3箇所からアクセスできます。
この構造によって、必要なものがどこにあっても取り出しがスムーズにできます。
一番下に入れたら、全て出さないと取り出せないなんて不便であると同時に、旅先では危険な行為にも繋がります。
GREGORYのバックパックは、ただの「かっこよさ」ではないユーザー視点の配慮がたくさんあります。
まさに「痒いところに手がとどく」バックパックなのです。
まとめ:バックパック選びに迷ったらグレゴリーをどうぞ!
今回はGREGORYのバックパックをおすすめする理由について書いてきました。
たまに「グレゴリーってカッコいいけどちょっと高いよね?」という声も聞きますが、長く使える製品であると確信しているし、ものづくりへのコンセプトを知っているので心からおすすめしたい。
どうせ買うなら、長く愛せるいいものを使いたいです。
そして使い込んで愛着のあるものを理解して、きちんとアフターフォローまでしてくれるメーカーを選びたい。
バックパック自体の機能だけでなく、購入後のサービスの差も含めて金額の差だと思うので、そう考えると決して高くはないのかなと思います。
途中も紹介した、初めて買ったダッフルバッグは確か1万円弱くらい。10年以上使っても、なお現役な訳ですからコスパすごいですよね。
これから旅に出ようと思っている人たちは、是非GREGORYのバックパックを検討してみてください。
ぼくが使っているグレゴリーのバックパックはこれ

次回はぼくが実際に愛用しているバルトロ75について紹介します。
※過去記事を加筆修正して再公開しました(2025.4)
コメントを残す