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海外生活で学んだモノを減らすコツ15個

カンボジア小学校建設の持ち物

アイキャッチ画像は、今回のカンボジア生活のために詰め込んだ全て。

家に残しておいても仕方がない消耗品をほとんど持って来たけど、それにしても持ちすぎだろ。

カンボジアでのゲストハウス生活も5ヶ月目を迎え、今回持ってきた物たちもかなり減ってきて、こちらでは新しく物を買い足していません。

当たり前ですが、物が減っていくということは減った分だけ部屋が広くなっていきます。

厳密には部屋の大きさは広がりませんが、物のためのスペースがなくなって人のためのスペースが生まれます。

これがとてつもなく気持ちがいいので、今回の生活から学んだ勝手に物が減っていく方法をまとめました。

モノを減らすコツ

この5ヶ月間で感じたこと、全部で15個あります。

1.今あるモノで十分であることを自覚する

ぼくの場合は、写真に写っているものが今のぼくの全て。これだけ詰めておきながら「何かあったら現地で買えばいいや」と思って日本を出発しましたが、何も起きていません。

今あるモノで十分暮らせているので、まだ起こってもいない未来を心配して先にいろいろ買うのはナンセンス。

2.使い切ってから新しいモノを買う

何か買う場合には、今持っている物を使い切ってから買うと決めています。

「もうなくなりそうだな」と思って買い足す→実はなかなか減らない→買い足したものも旬じゃなくなる、みたいなことになるからです。

その結果、今のところ何も買っていません。なので物が減っていく一方。どんどん部屋が広くなる。

使い切ってから買い足すのでは遅いものが一つだけあります。トイレットペーパーです。スッキリした後に横見て空、ストックもゼロだと絶&望。

3.いただきものや試供品はもらったらすぐ使い切る

たまにお土産物をいただくことがありますが、こういったものは優先的に使い切っていきます。

特に海外にいると、日本でしか手に入らないような物をもらった時にもったいなくて手がつけられなかったりしますが、物は使ってこそ物なので使わないで取っておく方が実はもったいない。

この考え方で言うと試供品とかも同じことが言えます。基本的にはもらわないようにしていますが、意図せず家の中に入ってくることもあります。

そういう場合はなるべくもらったその日に使い切るか、使い始めて早めに使い終わるのがベストな選択。自分で買わない物を取っておいても結局出番はあまりありません。スペースの無駄。

4.不要な郵便物は即処理する

カンボジアに郵便物が届いたわけではありませんが、いただきものや試供品と同様に、自分の意思に反して家に入ってくると思ったので残しておきます。

帰宅後に覗いたポストの中に届いた郵便物。持って上がってリビングの机に置いて後でちゃんと中を見ようと思っていると溜まっていきます。

大体のものはパッとみれば大事かどうか区別がつきます。すぐやればすぐ終わることはその場で処理すべきという考え方です。不要な郵便物は即捨ててしまえば不用品だけでなくタスクが溜まっていくこともありません。

5. 全てのモノに住所を

「使ったら元に戻す」は部屋の中を整える上で大原則。使って戻せない物は置き場がないのです。そうなると使ってもいないのに場所だけ占有している物が浮き彫りになります。

6.戻せないモノ、入り切らないモノは捨てる

使ったら戻すに加えて、「収納スペースに入り切る分だけを持つ」これも片付けの鉄則。

入り切らないということは持ち切れていないということ。

だからと言って持ち物に合わせて収納棚や引き出しを増やして行ってもキリがありません。それよりも、今の収納スペースに入り切る分しか持たない方がいい。

旅行へ行く際も、バックパックやスーツケースに入り切る分だけですよね。暮らしも同じで、持てる分だけあればいい。

7.ストックの数を決めておく

必要なものをストックしておくことも大切です。

しかし闇雲にストックしても邪魔になるだけなので、必要な物を必要な分だけストックしておくことが大事。

例えば先のトイレットペーパーなら12ロール入りを1袋、シャンプー類の詰め替えも1パックなど、原則今使っている物+1セットあれば余裕でいけます。

中には3パックまとめて売られている物や、消耗頻度が早い物などもあるのでそういった場合は複数買います。

8.1つ買ったら2つ以上手放す

考えてみれば当たり前のことですが、今の持ち物の総量が100個だとして、1個買い足したら101個です。しかし1個買ったタイミングで2個以上手放せば99個になります。すごい。2個も手放す物ない時は、買った数と同等数を手放せば増えることはありません。小学生でもできる計算だ。

9.「とりあえず」で買わない

とりあえずの間に合わせで物を買ってもいいことはありません。後々後悔したり、結局気に入らなくて買い直したりする羽目になるからです。

それよりも自分が心からほしいと思う物を買った方が満足度も高いし、使うたびに気分が上がるし、何より超お気に入りの必需品を持っておけば「もっとほしい」という感情も生まれにくくなります。とりあえずで選ぶのは絶対やめよう。

10.新しく買う時はよりコンパクトor軽い物を選ぶ

サイズダウンすればそれだけ場所を取らなくなります。軽い物なら出し入れもしやすいので苦痛になりません。コンパクトでシンプルなものにすれば安くなることもあります。どうせ買い換えるならちょっと小さめサイズを選んでみるようにしています。服や靴のサイズは別です。身につけるものは自分に合った物を買おう。

11.代用できるかどうか考える

買う前に家の中にある別のもので代用できるものはないか?を考えてみることも物を増やさないために大事にしている考え方。ついつい「あ、これあったら便利そう」と思って簡単に買ってしまいがちですが、実はよく考えると「それじゃなきゃいけない理由」はなくて、他のもので代用できてしまうことも多い。

12.たまにしか使わないならレンタルする

どうしてもそれじゃなきゃいけないものが出たとしても、買う前に考えたいもう一つの考え方がレンタル。必要と思って買ったのに、その後は全然出番がありませんでした、ではとても悲しい。冠婚葬祭用のスーツや、来客用の布団、旅行に必要なカメラや大きめのスーツケースなどは必要になった時にだけ取り寄せればメンテナンスにかかる時間や労力も割くことなく、収納スペースを確保できます。

13.使い道がないものを自覚する

綺麗な紙袋やビニール袋を永遠に保管していませんか?すぐに使い切れるならその間持っておくのは全然問題ありませんが、もうすでに十分な数の袋があるのにさらに溜め込んでいると袋が収納場所を圧迫します。保管しているうちにせっかくの袋の見た目もシワになったりするので余分な物は早めに処分します。

ちょっと話が違いますが、先日結婚した友人夫婦。参列者からの祝儀袋がどれも綺麗だし気持ちのこもった物だからという理由で、ほとんどの祝儀袋を奥さんが取っておくことにしたそうです。使用用途はもちろんゼロ。常軌を逸していると思いましたが、家内安全のために口に出すのはやめました。

14.期限が切れたものは捨てる

期限の切れたクーポン類や最後に使ったのがいつかもわからない食材。出番がないと分かった時点で手放していけば、スペースはどんどん広がります。期限が切れていれば「いつか使うかもしれない…」という言い訳も排除できます。

15.自分に合うものと身の丈を知る

いいと思って買ったけど、実際に使ってみたらなんか違うってことありますよね。そういう時には思い切って手放す方が気分がいいです。せっかく買ったからといって取っておいても使う時に気分が上がらなければ、使う頻度はどんどん落ちていくからです。

ちなみに手放す際に「これ高かったのに…」と思うから手放せないのであれば、それは身の丈に合っていないものに手を出したとも言えます。適切な消費かどうかを見極めるポイントの一つでもある「もしなくなったり壊れてもすぐに買い直せるもの」が自分に合った購入の価格帯です。

まとめ

ということで今回は、5ヶ月間のゲストハウスで物が減っていく様子から学んだ、ぼくなりの物を減らすコツを紹介しました。

ここまで実践してみるとだいぶ物が減って、物のためのスペースだった場所に余白が生まれます。そしてそんな空間を見て「この隙間を埋めたい…」と思ってしまうかもしれません。

しかしこの隙間の余白こそ、新たに生まれたゆとり空間です。ギチギチに詰め込まれた部屋よりもゆとりのある部屋の方が見た目もいいですし、気分も上がります。せっかくできた空間を埋めてしまわないように、むしろ隙間を大切に。

上記で紹介した15項目全てをいきなり実践はできないかもしれませんし、全てがあなたにピッタリとも限りません。「あ、この考え方いいな」って思ったものから取り組んでみて、少しでも部屋に余白が生まれましたら幸いです。

残すわずかのこちらでの生活、帰りはスカスカのバックパックで身軽に帰りたい。

※過去記事を加筆修正して再公開しました(2025.4)

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