ぼくはカンボジアに自宅を借りてからの約2年間、洗濯機なしで生活をしています。
実践してみて感じたこととかメリットとかデメリットとかを記録しておきます。
洗濯機を持たない暮らしのメリット

洗濯機を持たないメリットは以下の通り。
- 部屋が狭くならない
- 電気代かからない
- 引っ越しが楽
- 集中できる
順番に解説します。
1.部屋が狭くならない
当たり前ですが、洗濯機を置かなければ部屋が狭くなりません。
ぼくの自宅は、日本で言うの1Kのような間取りです。
入ってすぐに10畳ほどの部屋があって、奥にキッチンやバスルームがあります。
特別広いわけでもないので、置くと圧迫感のある部屋になりそうです。
2.電気代がかからない
別に節約とかのために置かないわけではありませんが、一つの事実です。
洗濯機は家電製品なので使用すれば電気代がかかる。
使用しなければ、かかりません。
普通のことを言いました。
3.引っ越しが楽
大型の家電製品は引っ越しの際に手間取りますよね。
特に日本だと販売から3年とか5年以内のものでないと買取で値がつかないどころか、処分代がかかります。
いいものを長く使うと損をする変な仕組みです。
そういった意味では、家具家電備え付けの家に住むこともメリットかもしれません。
4.集中できる
手洗いってぶっちゃけ手間かかるしめんどいしダルいです。
でもやれば10分くらいで終わります。
洗ってすすいで絞って干すまでで10分。
洗濯機だと短めのコースでも20〜30分はかかるので、回してしまえば他のことができますが、終了の音が聞こえたらそこから干す作業になります。
洗濯機を回している間にやっていたことが、洗濯終了の音で遮られるとせっかくの集中力が損なわれるので、洗濯は洗いから干すとこまで一気にやってしまった方が、後々やらなくて済みます。
終了の音が聞こえないくらい没頭していると、生乾きの洗濯物と後からご対面になります。
洗濯機なしで洗濯する方法【我が家の場合】

自宅のバスルーム近くに、大きめのバケツを一個用意してあります。
これが我が家の脱衣バケツ兼洗濯機です。
- 夜のうちにバケツに水を張り洗剤を溶かして衣類を浸ける
- 朝バケツの水を入れ替えながら衣類をすすぐ
- 絞って干す
前夜
1日の終わりにシャワーを浴びますが、そのタイミングで脱いだ衣類をバケツに入れて水を溜め、洗剤を溶かして一晩つけます。
手洗いのコツとしては一晩漬けることで、汚れがしっかり浮くという気がしています。
あと、一晩つけて置くことを習慣にするためには「その日のうちにシャワーを浴びる」ということが条件になってくるので、自然と生活リズムも整い、日中のパフォーマンスも高まります。
翌朝
バケツの水を捨て、衣類を軽く絞りながら水を溜めます。
これを2〜3回繰り返します。
水の色が透明になったり、洗剤の泡立ちがなくなったらややしっかり絞って、ハンガーで干します。終了。
洗濯機なしのデメリット

- 疲れているとめんどくささ倍増
- 体が不調の時しんどさ5倍増
- 酔っ払った時はできない
- 二日酔いの時もできない
- 雨降ったら心折れまくり
頑張れば10分で終わるとは言え、めんどくさい作業なので特にしんどい時は洗濯物たまるし、せっかく洗ったものが雨に打たれたら絶望します。対策しましょう。
洗濯機なし生活を継続するコツ
洗濯機なし生活が続くコツは主に3点です。
- チートデイをつくる
- スクラバウォッシュを活用する
- 持たない目的を明確にする
チートデイをつくる

10分で終わる、とは言ったもののやはりめんどくさいと感じる時はもちろんあります。
そう言う時は無理せずに、近所のランドリーサービスを活用してサボりましょう。
またシーツや、アウター系など厚みのあるものやかさばるものは最初からランドリーと決めているので、その日は手洗いやめてなんでもかんでも突っ込んでいい日になっています。
「洗濯機を使わないこと」が目的ではないので、洗濯機が必要な場合だけ使うようにしています。
スクラバウォッシュの活用
自宅の場合は大きめのバケツを置いておけるのでいいのですが、ぼくは一応海外ノマドワーカーなので移動も多いです。
ホテル暮らしの場合には、世界最小洗濯機とも言われるスクラバウォッシュを携帯して置いて、ホテルの洗面台などで洗濯を済ませたり、滞在期間によっては現地のランドリーサービスに出すのもおすすめ。
持たない目的を明確にする
ミニマリストに憧れちゃう系の人とかは「一般的に人が持っていそうなものを持っていないとすごい」みたいな勘違いしている人もいますが、大きな前提として「なぜ洗濯機が必要ないのか?」を自分が知って置く必要があります。
変な間違いとしては
- ミニマリストは洗濯機などの家具家電は持つべきではない
- ものが少ない=すごい
もちろん違いますよね。
洗濯機があるかないかで言ったら、あった方がラクはラクです。
それでも必要ない理由があれば持たなければいいし、必要だと思えば持てばいいだけです。
物が少ない自慢大会なんてしたって仕方がないので、自分にとって必要なものに目を向けたらOKです。
洗濯機を持たない暮らしのまとめ
ということで、洗濯機を持たないでおよそ2年生活してみた経験から、洗濯機なし生活のメリットや実践方法を紹介しました。
万人受けする内容ではありませんが、「暮らしの質」を高めると「人生の質」が高まるので、ぼくは豊かな人生を歩むためにも丁寧な暮らしを心がけています。
ただし、途中も書いた通り「洗濯機を持たないこと」、それ自体は目的でも何でもありませんので、洗濯機を手放したところで豊かな人生は待っていませんし、ぼくも必要になれば買います。
(追記)買いました。何でもっと早く買わなかったんだろう。





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