買ってもいないのに「宝くじ当たらないかな」とアホみたいな顔して歩いていたら、ATM機の横に何かヒラヒラとしていてるじゃありませんか。近寄ると100ドル札が2枚落ちていて「当たった」と思いました。
道端にお金が落ちていたらどうする?
こういう時、どうしたらいいか一瞬迷います。
- 実は見えない紐が付いていて拾おうとしたら泳がされる→その様子を撮られていてSNSなどで笑い者
- 拾った瞬間に怖い人たちに囲まれて拾った以上にいろいろ失う
- 紙幣の手前に落とし穴
- 触ったら電気がビリビリ流れる
などが頭によぎり一瞬躊躇。
が、そんなことはないはずと思い近づいて拾うと「やっぱりね」と思いながらニヤけて鼻の下が伸びながら、心の中でガッツポーズをしました。
幸運で手に入れたお金の使い方
こうやって得たお金の使い方は自分一人で味わうよりも、普段お世話になっている人を喜ばすために使った方がバチが当たらなそう。最近ずっと泊まっているシティゲストハウスの金子さんの顔が浮かんだので、小躍りで帰りました。仮にバチが当たっても、金子さんも一緒に当たってくれ。
ゲストハウスへ戻るとそこには金子さんしかいません。計ったようなタイミング。完全に流れが来ている。
それとなく金子さんに「今夜飲みに行きません?俺おごりますよ」と言ったら、突然どうした?と普通の反応をされました。
「いや実はさっきATMの横で200ドル拾ったんですよ。今日は派手にいきましょう!財布いらないっすよ!」と事情を伝えると「マジで!!!いいの??行こう!!」と完全にノッテいます。
何なら金子さん以外にも今仲良くしている人たち何人か連れてご馳走してモテようと思いました。
で、少し落ち着きながら机の上にお金を出したら何か違和感。金子さんも「これなんか変じゃね?」とか言ってくる。心臓が低い音でドクンとしたのがわかりました。
そんなはずはないと確認しようとした1秒後に撃沈。数字が全く一緒。
「「偽札じゃん」」
二人で声が被り爆笑しました。
思えばこの時は中国暦の正月直前で、そこら中に偽札が出回る時期でした。中国正月の時は偽札を燃やして、ご先祖様がいる天国にお金を送るみたいな言い伝えを聞いたことがあるぞ。
まとめ:中国正月前は偽札を拾いやすい
ということで勝手に持ち上げられて、ひどく落とされた気持ちになった小一時間。ややこしいから燃やす用のやつなら、もっとわかりやすい偽札を作ってほしい。なんなら偽札燃やしただけで、天国のご先祖様が喜んでくれると思う発想もどうかと思うぞ。
その後金子さんが「ゆーすけ、今夜ご馳走してくれるんだよね?」「何食おうかなー」「腹空かせるために筋トレしよう」などとずっとうるさいので無視して寝ました。さんざん飲み食いしてから支払いの時に偽札と気付かなくてよかったですね。
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