決戦の朝。
前日の監督の勘違いで朝の集合時間が大きく変わるところでしたが、今年は第一試合の4チームと第二試合以降の5チームが別時間で球場へ移動します。
例年だとみんな一斉に5時半頃にホテルを出て行ったのですが、我々カンボジアチームは第二試合からなので、朝7時出発。
いつもより少し多めに寝られて、ホテルの朝食会場でゆっくり食事ができました。
4人席でピッチャーの丸岡さん、大貫くんと朝ごはんを食べていたら監督が登場。「先発投手くらい教えてくださいよ」って言ったら教えてくれました。
今年は野球カバンを新調。ブルイクのアスリートタンク40を背負って右手にミット、左手にベビーカーを持って出陣。
乗車。監督、今年はユニフォーム持ちましたか?
昨年までは使い古された陸路で国境越えバスみたいなやつでしたが、今年はバスがキレイ!運営側の皆さん、毎年本当いろいろありがとうございます。
タイ航空の機内でもらったコーンスープを吸う娘。
こちらは奥さんが前日にモールで買ったタイっぽい扇子。シェムリアップで参加したママ会のママさんの1人が持っており、暑さ対策にいいなと思ったそうです。色が鮮やかで良さそう。
父親は車内からアイブラックを装着。初めて使うのでどんな感じかわからず、球場着いてから慌てるのも嫌なので早めに準備したらただ貼るだけでした。
開会式。昨年までと違い、開会式は第一試合と第二試合の間に行われるので、残念ながらこの時点で優勝への道が途絶えたチームが存在しているという点。
今年は一回戦から波乱もありました。
そんな開会式中に後ろの方ではしゃぐ人たち。偉い人の話をちゃんと聞いてください。
集合写真。
スタメン。昨年から打順が二つ降格。背番号が今年から希望通りの番号になりました。
試合前円陣。初戦の相手は韓国です。やんぞ!
打つ。2打席1打数1安打2打点。
1打席目は結果として犠牲フライになったものの、ヌルッとした変化球をヌルッとしたスイングで初球から合わせて降ってしまったのが反省点。
タイムリースリーベースの後。
昨年はタイムリーツーベースの後、はしゃいだ感じのガッツポーズで後から写真で見返した時に「だせえ…」と思ったので、今回は地味にしてみたのですが、普通にだせえ。なんかいい感じのガッツポーズを見つけたい。
守る方はこれと言って特記事項なし。走ってこなかったので見せ場もなし。
試合は10-2で3回コールド。韓国チームの皆さん、ありがとございました。
娘は父親のタイムリーヒットを見た後で寝落ちしていたらしい。
試合に連れて来てもほとんど記憶には残らないかもしれませんが、何歳になっても自分が好きなことに熱中する姿を子どもには見せたいと思い、そのために連れて来たってのもあります。
別にプロになれなくたって、好きなことを長く続ける意味ってあるよね。
あなたも自分の好きを見つけた時は、脇目も振らず突っ走れ!
1試合で汗だく。今年はくじ運が良く連戦がないので、1試合ごと休憩ができます。
今年もこんな感じのフードトラックやキッチンカーが球場周りに集まり、好きに注文してお昼を食べるスタイル。
我が家はおにぎりです。奥さんが早起きして、トラベルクッカーで米を炊いて握ってくれてありました。感謝。
試合に出ていない人もこの食いつき。
2試合目はサブグラウンドにて。ベビーカー押してるバッテリーなんてカンボジアだけですよ。どんだけ子どもが小さくたって野球やりたいんだから仕方ない。
奥様方も交えて集合写真。
準決勝の相手は台湾です。よろしくお願いします。
今年のチームTシャツ。今までは特に買っていなかったのですが、今年に限って「今年は買ってみるか」と思って注文したら、セカンドユニフォームとして2試合目に使うとのこと。
そういう重要な情報なしに、買いますか?の連絡はしないでください。買わなかったら危うく出られないところでした。
初回に3点を先取していい雰囲気だったものの、リリーフした相手の2番手を攻め込めず、逆に中盤で追いつかれる展開。
しかも取れるアウトを取れずにためたランナーをヒットで返されるのが一番しんどい。ヒットはしょうがないけど、目の前のアウトはしっかり取ろう。
展開的にここで走らねば!な雰囲気だったのでリードも大きく取りました。鳥谷がスタートしているぅぅぅうう!くらいのやつキメたい。
今大会で一番悔しかったハイライトがこちら。
同点で迎えた最後の攻撃、ツーアウト2.3塁の絶好の場面。ぶっちゃけ俺まで回れば勝ったと思っていたのに、回った結果がこのザマ。
しかも少年野球の頃から数えても、三振って片手程度しかしたことないんですね。それほどバットコントロールには自信があったのに、膝下からスッと落ちるスライダーを捕らえられませんでした。完全にやられた。
その裏に、1点を失い結果はサヨナラ負け。打たれたのはキャッチャーの責任。チャンスで打てなかった自分の責任。この試合の負けは全て自分にあります。
この無様な一枚をあえてネット上に晒しておくことで、来年の雪辱のための原動力として、また1年間自分を鍛え直します。
準決勝で敗退したので、3位決定戦もサブグラウンド。今年もまたメイン球場では1試合しかできませんでした。
娘はこの旅中に犬が大好きになってしまい、見かけると「ぬっ!!!」と叫びます。どこからともなくやって来た犬にメロメロの娘ですが、父親は犬が好きじゃないので怪訝そうな顔をしています。
3位決定戦。相手は昨年優勝チームのベトナムです。本当はお互い櫓を勝ち上がって決勝で顔を合わすはずだったのに。
ゲームは序盤からこちらが優勢で進められたものの、個人的には極度の打撃不振。まさか1大会で2回も三振するとは思わなかった。
これまでは3試合出場できる体力を目標に鍛えて来ましたが、出場するだけでは不十分。来年からは3試合活躍しきれる体力をつけて戻って来ます。
3試合目のピッチャー陣は球数が無駄に多く、勝っているのに負けているかのような雰囲気の守備の時間。ちゃんと投げられるピッチャーが3人いたのだから、その3人で最後まで戦うべきだった気がします。
そんな中でもチームとして良かったのは、ランナー3塁の外野フライ、ランナー二塁のセンター前ヒットをそれぞれホームで刺せたこと。
どこへ飛んだら誰がどうする?を事前に声に出せるとプレーもスムーズ。むしろ、言葉にできないことはプレーにもできない。だから声出しって大事。
閉会式。優勝は準決勝でベトナムを破ったタイ人ナショナルチーム。
決勝戦の主審をやった井上さん、今年でご勇退らしく閉会式後に「最後の試合は、あなたたち(カンボジアチーム)を見たかったなあ」とこっそり声をかけてくれました。ぼくも井上さんの最後の審判で試合したかったです。気が変わって来年もやっぱやるって言ってくれないかな。
そんなこんなで今年は3位でした。みんなお疲れ様でした。
2年前に初めて参加した時は彼女だった人が奥さんになり、昨年は子が生まれてすぐだったので1人でタイまでやってきて、今年は奥さんと一歳の娘と一緒に来れました。
毎年こうやってこの大会をきっかけに家族で海外旅行ができるように、これからも仕事と家事と育児と野球を頑張ります。
ホテルに戻って全体で懇親会兼表彰式。
乾杯の挨拶でもありましたが「いくつになっても野球は最高だ」って思っているおじさんたちが、アジア各国から集まって激闘を繰り広げる年に1度の大球宴。
中には親子で選手として参加している人たちもいて、こういう若い世代がおじさんと呼ばれる年になっても「野球っていくつになっても最高だよな」って思ってもらうためにも、現役のおじさんたちは来年も楽しくプレーしましょう。
そんな感じで、個人的には悔しさの残る大会でしたが、思い切り野球を楽しんだ最高の1日でした。また来年に向けて再スタート!
以前の大会
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