
8月5日に届いた一通のメール。
ここ2年ほど愛用していたクレジットカード「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の年会費およびサービス改定のお知らせでした。
事実:改訂内容
個人的に気になった変更点は以下の3点。
- 年会費49,500円→82,500円
- 無料宿泊特典:年間150万円以上の決済→年間400万円以上の決済
- プラチナエリート資格:年間400万円以上の決済→年間500万円上の決済
気づき
年会費が高くなるだけなら、まあサービス維持のためにはしゃーないかって感じだったけど、無料宿泊特典やプラチナエリート資格取得の条件が厳しくなると自分には見合っていないように思った。
特にこれまでは年間150万円の決済は余裕で、どうやって年間400万円の支出を捻出するかでやってきました。
それなのにまず無料宿泊特典を得るために400万円の決済をし、プラチナエリート維持のためにもう100万円の決済をするのは今の自分には現実的ではない。
学び
現実的ではないものを維持しようと力むことで生活が壊れ、本当に大事なものを失う気が気がします。
これを奥さんに話したら「まあ、この2年間楽しめたよね」という返答が返ってきて、やっぱこの人の感性好きだなと思いました。
ぼくはカードを維持することに執着しており、どうやったら維持できそうか、無くさない方法を考えてばかりいました。
楽しかった過去の思い出を振り返ると、失うことが怖かったからです。
このカードを失ったら、この先の旅がつまらなくなり、カードを持っている人を妬むかもしれないと思っていた。
もちろんそれを維持できたらいいかもしれないけど、変わっていくもに無理に自分を合わせるよりも、楽しめたことを一旦手放してまた別のことに楽しみを見出すこともいいかもしれないと妻と話すうちに思うようになりました。
どうするのか?
マリオットホテルは好きだし、そこで過ごした過去の旅の時間はどれも最高だったので利用できなくなるのは残念ですが解約することにした。
カードの審査が通った時は嬉しかった。
認められて上のステージに行ける気がした。
持っているだけですごい人間に慣れた気がした。
でもそれは心から望んだ物ではなく、社会の誰かと比べて自分が惨めに感じないためのお守りに近かったのかもと今になっては思います。
2年間ありがとう。十分楽しませてもらいました。
今回の改訂が自分にとっての本当に大切なものを考えるきっかけにもなりました。
今後はANAカードをメインに生活していくつもり。
この決断ができたのは、最近読んだこの本の影響も大きい。
本当に自分がほしいものを知っているのは強い。
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