最後の村泊りを終えて、ついに迎えた遙の最終日。
昨日、夜のミーティングで役割分担をみっちりしたので、その通りの作戦にガーッとやって終わらせようと意気揚々と駆けつける。
今日が散々言ってきた工事最終日の日程。
チケットを2回も破って手伝ってくれた遙の「完成を見届ける」という夢は到着早々、あっさりと破られるのだった。
本日の建設現場

まず、今日届くはずのペンキが届いていないし、今日はもう届かないという痛すぎる事実。
この時点で、ペンキを塗れていない残りの部分を塗り終えると言うタスクが不可能に。
しかも申し訳ない感じも全くなく「ユスケが日本に帰ってから、ちゃんと色塗ったら写真を送るよ」って軽い感じ。
もう!ホンさんの!!!バカ!!!!!
一緒に完成させる気が全くないのか!一緒に何かを成し遂げたいって想いはどうして伝わらないのか!
一気に気持ちが萎え萎えモード突入ですが、今日も今日とて目の前のことをやるしかない。

今日はシティゲストハウスのお客さんの、あやかとさおりが駆けつけてくれました。ありがとう。
とにかく気持ちを切り替えて、やれることをみんなで全力でやろう。

朝一、ぼくらは校舎裏側の窓の上に取り付ける雨よけの残り2ヶ所のコンクリ流し込み。

3秒で固まれ!!!

最終日の遙、外側から窓枠の周りにモルタルを塗り塗り。明日からもう来ないことを知っている子ども達は今日は遙にベッタリ。

あやかとさおりも不慣れなモルタル練りから始まり、窓枠のモルタル練り込み作業までやってくれた。

日本人チームが詰め込んだ窓枠周りのモルタルを、カンボジア人チームが仕上げていくという暗黙の流れも出来上がりペースは順調。

たまたま通りかかってしまった牛飼いのおっさんも、強引に作業要員として巻き込んだ。
「あれ?なんで俺ここでこんなことしてるんだ?」って顔していますね。ただ牛を連れて歩いていただけなのに。

1日かけて全ての窓とドアの周りにモルタル練り込みを完了。

レンガがまだ剥き出しの部分を左官作業で埋め尽くしていきます。

シティゲストハウスでイケメンドライバーとして名高いカンさんも、作業に強制参加で残っていた階段と教壇周りの加工。来てくれて本当助かった。

屋根はこの日に全てつけ終わりそうになっていて、全部ついたらどうやって上の人降りるんだろうって思っていたら…

こんな感じで降りて来て愉快。

結局、遙の帰国にも間に合わず完成しなかった今日。
それでも最後まで笑顔で文句も言わず、遙らしく一生懸命動いてくれた。本当にありがとう。
最後は学校の前でツーショットでも撮って、思い出話でもしようかななんて思ってたのに…。
最近の大工さんとのいざこざもあり、今後のスケジュール調整している間に遅くなりそうだったので、今日の参加者たちと一緒に先にシェムリアップへ帰した。

最後は涙もなく、また明日も来るんじゃないかってくらいあっさり去っていった。
あやかとさおりも来てくれてありがとう!3人だったら絶対ここまで進まなかった。

シティゲストハウスへ戻ると金子さんとわちゃわちゃしてた遙。

ずっと村にこもってた遙のリクエストで、最後の晩餐はOHANAへ。

チキン南蛮と冷やし中華のどっちも食べたくて選べないからって、どっちも頼んでがっついて、高校球児か!って感じでした。
そのままOHANAからトゥクトゥクに乗って遙、そして昨日・おとといと手伝ってくれたたくみ、ゆうたろうが空港へ。ここで泣き出す遙。

気をつけてな。来てくれて本当ありがとう。

たくみもゆうたろうもまた会おう!

※過去記事を加筆修正して再公開しました(2025.4)
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