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CTIコーチング・フルフィルメントコースの学び

5月31日から6月2日まで、東京でコーチングに関するセミナーを受けていました。

「響く」をテーマに、人は本来どう在りたいのかを追求する旅のようでした。

その中で、特に自分に響いた学びは以下の4点。

  1. 自分の直感をもっと信じていい
  2. 前のめりにならない方がちょうどいい
  3. 受け止めるだけでは足りない
  4. 説得力を生む生き方

ということで、学びの中で感じたことをまとめてみました。

基礎講習の時の学びは以下です。

1.自分の直感を信じる

コーチングをしようと思ったら、目の前の人が考えている課題だったり悩みだったりを持ち出してきます。

相手の言葉を聞くことは大事だけど、鵜呑みにしたり思い込んではいけません。例えば、「体力をつけたい」という話題に対して「できる運動から始めましょう」「今すぐジムを契約しましょう」など解決策を提示してしまいがち。

そうではなくて「体力をつけたこの人は何を成し遂げたいのだろうか?」「体力がないのではなく体を重く感じさせる心理的ハードルがある表情に感じるな」みたいな、その人に焦点を当てた仮説と直感が大事な気がしました。

体力をつける方法ではなく、体力があれば実現できると思っているその先の未来を一緒に見にいくようなイメージ。それはいきなり言葉には出ないので、言葉に隠れている本音をその人の見た目から伝わるものを直感で引き出す。そのためには、もっと自分の感覚を信じて突いていい。

直感を信じるためには、正解を求めて当てに行かない心持ちが大事。見抜いたろって思うと思い込みや自己満に繋がるからです。思い込まないためには、その人全体にスポットを当てることが大事。それが次の項目です。

2.前のめりにならない

相手のことを思えば思うほど、気持ちが溢れて姿勢が前のめりになってしまうことに気が付きましたがこれはあまり良くなかった。理由は2つ。

  • 視野が狭くなる
  • 顔がうるさいので圧になる

視野が狭くなる

前のめりになると、どんどん相手に迫るような感じになってしまいます。そうなると相手の顔や言っていることしか頭に入ってこなくなるので、ジェスチャーや手足の動きなど言葉以外の表現を見落とすことにもなりかねない。

ちょっと引いてみた方が相手全体がよく見えて、言おうとしていることや言葉の影に隠れた思いが分かりやすくなると思いました。非言語の部分にこそ、本音はたくさん隠れている。

顔がうるさい

「お前の熱量と目力で迫られたらキツイ」「顔がうるさい」という声も聞きましたので、気をつけねばと思いました。

人は皆誰しも自分の話を一生懸命聞いてもらいたいけど、全員が全員熱意を持って暑苦しい対応をされることが好きではない。

自分の場合は、聞いてるか聞いてないかくらいでもちょうどいいかもしれない。ちょっと遠くにいても熱が伝わるから大丈夫って言われました。

3.受け止めるだけでは足りない

相手の話を否定したり、こっちの考えを押し付けたりせずに聞くために、まずは全てを受け止めようと思って黙って頷きながら聞いているだけでは足りないと感じました。

笑顔が溢れてきたら一緒に微笑んだ方がいいし、声が大きくなったら相槌も大きくした方がいいし、相手にジェスチャーが増えてきたら一緒に体を動かした方がいい。なぜならそこが相手が響いているポイント(望む未来や在りたい姿について語っている瞬間)だからです。

「言ってる意味を解釈しようとする」「なんとか話を繋ごうとする」「習ったコーチングスキルを使おうとする」ことばかり考えて聞いていると、相手の響くポイントも見失うし、せっかく相手が響いていてもただ聞いているだけでは、その響きもすぐに失われてしまう。

受け止めるだけはなく共鳴したり反映したり、響いたことを伝えないとせっかくの響きが失われてしまう。

あと一生懸命真面目に聞こうとすると、眉間に皺がよるのもよくない。

4.信頼を得るための生き方

コーチングをする際、時には相手にとって耳の痛いことも言わなくてはいけないこともあります。

例えば相手の願いが本当に、体力をつけたいだけだとしたら「じゃ運動すればいいじゃん」で終わりですよね?ところがそうもいかず、人はやらない理由を探します。

「仕事が忙しいので落ち着いたら」「運動してきてないから何からしていいかわからない」「運動音痴がジムに通ったらバカにされそう」「もうちょっと子どもが大きくなるまでは自分の時間を作りにくい」など。

「うるせーな、つべこべ言わずやれや」と言ってしまいそうなことも否定せず一旦受け止め、相手が本当に得たいものを再認識させ、必要な行動を自分で決められるように繋げる。

ついつい「時間は作るものですよ」「仕事が落ち着くことなんてあるんですか?」「まずはウォーキングからやればいいですよ!負担も小さいし器具も必要ない」「ジムで他人を見下しているような集中力ないやつにどう思われたっていいじゃないですか」「今のまま過ごしても勝手に体力がつくことはないし、今日が一番体力あるんですよ?家族の時間大切にしたいなら今からジムで体力高めた方が家族との時間も充実しませんか?」と否定したり押し付けたりしてしまいそうですが、そういった感じで「あなたが今言っていること、ただの言い訳ですよ?」と耳の痛いことを言うシーンもあるはず。

そう言えるためには、自分自身が説得力ある生き方をして、進化を体現して生きていないと言えない。信頼を築く接し方も大事。

子どもの頃、親や先生に対して「大人はできていないくせに」と思ったことありませんか?そうならないように、まずは自分の在り方を拡大させ続ける。

挑戦・進化・前進を体現し、それを集団(クラス)に伝播させていく存在になる。

説得力ある生き方のために、自分はどう在るべきか?は初日の宿題でその答えを得ました。

宿題からの学び

1日目の宿題で尊重したい自分の価値観を選んで、今夜行動する」というものがありました。選んだ自分の価値観は「場の空気を大切にする/ちゃんと伝える」。そこからの学びをシェアします。

その夜、1人でご飯を食べに行きました。

お堅い職人気質のおやっさんと、ちょっと鈍臭そうなバイトのおばちゃん2人でやっているお店でして、ちょっともたつくおばちゃんにおやっさんはちょっとイライラした感じの様子。

お会計の時もカードで払おうとしたら機械操作に時間がかかり、おやっさんの「チッ…客待たせんなよ」みたいな雰囲気を感じ取ってしまいました。

これまでなら「時間あるので慌てなくて大丈夫ですよ」とおばちゃんに声をかけるのですが、なぜかこの日はおやっさんに感謝を伝えてみようと思い「最高にうまかったです!出張中なので、こうやってバランスよく食べられる美味しい食事は本当助かります」と声をかけたら、おやっさんはぼくに深々と頭を下げ「喜んでいただけてなによりです」と丁寧に返してくれました。

第一印象は「いらっしゃい」「はいよ」「まいど」しか言わなそうな全然笑わないお堅いイメージだったおやっさんの物腰の柔らかさが垣間見えた瞬間、自分がいかに見た目だけでその人をジャッジしてしまっているかを痛感。

その後会話をしていると、おやっさんにも自然と笑顔が増え、店を出てガラス腰に中を見ると微笑みながらおばちゃんが下げるお皿を手伝っているおやっさんが見えて、おばちゃんの力も抜けたように見えていい気持ちになりました。

おいしかった事実を伝えただけで、おやっさんの本当の人柄に触れることができた瞬間。あ、これが響くってことなのかと感じました。

堅苦しそうなおやっさんにもこんな優しい一面がある。すべての人に可能性があるという基礎コースで学んだ気づきを忘れていました。

人を信じる気持ちをもっと持とう。とっつきにくい人を避けるのは簡単だけど、その人のいいところを探せばその個性全てが愛おしくなってくる。

とは言ってもすべての人にそれはなかなかできない。

ならどうすればいいか考えた時に、教え子の存在に対しては、全てを許容できる寛大さを持てるのでは?という仮説が立ちました。

自分のクラスの子だったら変なやつがいても、問題起こすやつがいても、つっかかってくるやつがいても、とことん向き合い、最後まで見離さず、許すこともできる。

ところが学校は辞めてしまっているので、教え子は増えません。

だったらいろんな縁の中で関わり続けることになった人全てを教え子と思えば、その人たちの全てを受け入れ、その人たちが持つ可能性を伸ばしていこうと思えるんじゃないかと考えました。

教え子を再定義したことで、心の中の教師としての自分も眼を覚ます。

教え子の前でどんな教師で在りたいのか?それは言動一致、説得力と信念があり、誠実で爽やかな見た目でありたいし、その人の可能性を最大限引き延ばせるきっかけになる存在。志した時と同じ想いが再燃。

そういう自分であり続けたいと心から願っているし、教師として振る舞う自分が一番自分が響いている状態だと思いました。

さらに、一言で教師と言ってもいわゆる教師像ではないです。組織に埋もれず長いものに巻かれず、違うことは違うと堂々と言える鬼束英吉像が自分の中にはあります

そしてハチャメチャかもしれないけど、ブレない想いが一つ。目の前の生徒のことは何があっても信じ切る。

これを受けた自分はどうするのか?

北川学級というコミュニティを作り、学び合いを応援したり1人ではできないことをみんなで協力して成し遂げる場をつくります。

そこでぼくは学級通信と銘打ったメルマガもしくは音声を教え子(読者)に配信し、近況や学びのシェア、お知らせなどを届けたり、悩んでいる人の話を聞く進路相談という名のコーチングを実施したりするつもり。

学級通信の第一号は6月14日に配信しますので、プラットフォーム決めたらまたお知らせします。

  • どんなコミュニティか?
    • やりたい放題 
  • どんなクラスになって欲しいのか?
    • 好きなことをやめない
    • 本音で生きる
    • 自分の可能性を決めつけない
    • ともに学び合い協力しあい楽しいことを創造する仲間と空間
  • 何を教えられるのか?
    • あなたにはとんでもない価値があると言う事実
  • 何を約束するのか?
    • 教え子のことは見離さない

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