2015年11月19日/建設0日目(前日準備)
1週間前に大工さんが決まって、明日からいよいよカンボジア・ロンデン村での小学校建設が始まります。3年越しの目標に向けてようやく、ここから。
今日は建設予定地の測量をするために村まで行ってきました。
とは言っても、ぼくは建設や土木の知識・技術はないので基本的に難しいことは全て大工さんにお任せ。
できる範囲でのお手伝いをしながら、学校が建って行く様子をお届けします。
カンボジアの建設業者のおじさんは素人なのか?
大工さんにお任せと言っておきながら、いきなり不安要素満載な初日。
今回の小学校建設では、1部屋7×8mの教室を3教室つくる計画です。教室の前の通路は2mの幅。
まずは9×24mの長方形を計測から始まりましたが、まぁまぁ心配の連続。
素人のぼくが言うのものアレだけど、言わせてほしい。
「業者のおっちゃん達、素人なのかな?」
ってくらい、ものの見事に歪んだ長方形が仕上がりました。
軸になる角を決めたら、そこから3m測った位置に2本目の杭ををどーん!と打つ。そこからまたメジャーを伸ばして6mの位置に3本目の杭をどーん!!!
何それ?勘?ウケる!!!
メジャーはMAX6mしかないので、3本目からはそのメジャーを3回繋いで24m…。そんな小学生みたいなやり方じゃゆがむに決まっているだろ。
24m先の角へ行ったら、そこから6m+3mで計測して短辺の9m、そしてまた反対側の24m、最後の短辺の9m。
結果はわかっちゃいるけど一応念には念を対角線の長さを測ってみたけど…もちろん一致しないよね。
カンボジアの建設業者は言うと本気出す?
木陰でタバコ休憩している棟梁のオンさんに、覚えたてのクメール語で「オットロン(まっすぐじゃない)」と言ったら火を消しながら「OKOK」って言っていたけど全然OKじゃないから。
そしたらピアノ線みたいなのを出してきて、三角比みたいなのを取りながら再度測量を始めた。
悔いお市が少しずつ動きながら、歪んだ四角形が真っ直ぐになっていく。
理屈もわからないし、ものすごい時間かかったけど、対角線もきっちり一致して一安心。最初からやれよ、と思った。
きちっと対角線が揃ったあと、ものすごいドヤ顔してきたから、スルーしておきました。
思わぬハプニング発生もカンボジアならでは?
測量途中、明日から使う資材を運んできたトラックが、ぼくらの作った道のぬかるみにハマって動けなくなってしまった。
学校建設予定地は陸の孤島なので、ここが塞がれてしまったことによって、シェムリアップに帰れなくなる危機。
「あー!せっかく作った道がー!」
なんて気持ちなんて一瞬でどこかに飛んで行き、何が何でもシェムリアップに変えるために3時間ほどこの作業に時間を使った。
ちなみにこの日の気温は38度超え。
村で飯を食う
朝9時から村へ行って、16時まで飯抜きの1日。
やっと一段落したところで、棟梁のおっさん達と野外飯。
いやいや、鍋が熱いからって。葉っぱで持ったって熱いもんは熱いだろ。
いちいちツッコミどころ満載でおもしろい人たちです。
ちなみに、カンボジアではこのインスタント麺は結構メジャーな商品。
味もまぁまぁ。腹ぺこすぎて2袋食べました。
カンボジア小学校建設前日のまとめ
さて、明日からカンボジアの小学校建設が本格的に始動します。
毎日、経過写真をアップしていくのでお楽しみに。
追記
校舎が建設されていく様子をまとめた動画ができました。
CAMPFIREにて3,000円以上のリターン購入をしていただきました皆様に、それぞれ指定のメールアドレスへリンクをお送りしましたのでぜひご覧ください。
なお、リターンの公平性を保つため、リンクの拡散等は行わずパトロンの皆様でお楽しみください。
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